VWT6ビーチで行く外遊びログ

アウトドア、キャンプ、車中泊など、車で行く外遊びの記録。

VW T6 Califrnia Beach という日本未導入車の紹介と選ぶべき3つの外装オプション

 

 VW T6 California Beach という車をご存知でしょうか?

 

 

 

VW T6 California Beachという車とは?

 この車は日本に正規導入がないため、日本では意外と知られていないかもしれません。VWはそのまんまフォルクスワーゲン。T6のTはトランスポーターのT。T6の6は第6世代を意味する6。

 トランスポーターとは??ですが、いわゆるワーゲンバスは皆さんご存知だと思いますが、あれがトランスポーター第1世代でT1となるので、T6は6代目の子孫という事。(ワーゲンバスはタイプ2とか言いますが、タイプのTとトランスポーターのTが同じようなので、ごっちゃになりますが意味は違います)

 またCalifornia Beachとは地名みたいになっていますが、Californiaがフォルクスワーゲンのキャンピングカーシリーズの名称で、Beachはグレードを表しています。

 要はVW T6 California Beachとは、フォルクスワーゲンのトランスポーター第6世代をベースとしたキャンピングカーという事です。

 

 日本で認知度が低いこのシリーズは、欧州ではベストセラーです。日本と欧州でそんなギャップもあります。

 ワタクシもこの車の存在は知っていたものの、詳細を調べようと思ってネット検索しても、なかなかまともな情報がヒットしないジレンマを経験しました。

 日本でこの車を並行輸入として入れているショップは3~4社あったので、直接電話したり、足を運んで実車を確認したりしながら、色々と情報を仕入れて行きました。かなりの労力をかけて、十分納得した上で購入に至ることになりました。

 ワタクシと同じようにこのシリーズに興味があるのに調べる事に苦労されている方も少なからずいると思います。そこで、紙面上のスペックだけでは分かりにくい、また実際に車を見ないと分からないような情報を中心にオーナー目線で色々を紹介していきたいと思います。

  

 

ボディサイズはやはり大きく運転には慣れが必要

公称スペックは下記。

 全長:489cm、全幅:190cm、全高:199cm

 スペック上のサイズ感としてはハイエースワイドの標準ルーフくらいの感じですが、実際の見た目ではハイエースワイドの方が大きく見えます。ハイエースワイドの方がより箱型に近いデザインのせいだと思います。

 とは言え、かなり大きい部類のミニバンで運転には多少慣れが必要です。狭い道に入っていく時は結構ドキドキで、前からの車と離合する場合などはかなりストレスを感じます。取り回しも当然良いとは言えず、切り返しの回数や手間など、それなりにめんどくさい感は否めないです。

 ライバルの位置づけにあるベンツVクラスとは全高以外は同じサイズ感ですがT6の方が大柄に見えます。それはVクラスの全高が188cmなのでT6よりは11cm低いからだと思います。Vクラスはスポーティな外観のため地上高を抑えているのでしょう。

 デザインが箱型シンプルで実際目で見るとスペック以上にデカさを感じます。近所の子供たちの第一声は大体「デカッ!!」となります。ウチのはボディ色が白なので、明るくその大きさはより目立つように感じます。

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ホイールは見た目は良いが掃除が大変…

 T6 California Beachの標準は16インチなのですが、自分は純正オプションで18インチPalmerstonという名前のホイールにしました。奥が黒く、シルバーの部分が少しエッジが効いたようなデザインでなかなかシャープな見た目です。 やはりホイールインチが大きいと迫力が出ます。
 ただこのホイール、難点は掃除がとても大変だということ…。表面のシルバー部分は問題ないですが、奥の黒い部分が大変。
 凹凸が多いデザインなのでしょうがないのでしょうが、やはり見た目重視だとどこかマイナスな部分があるということの代表例ですね。

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 タイヤは標準でHANKOOK製。これは意外でしたが、欧州車もアジア製を標準とする時代なのでしょうか。前車T5はDUNLOP製が標準でしたが、磨耗が早く20000kmでタイヤ交換した経験あるので、このHANKOOK製の耐久性が伸びていることに期待です。
 走行フィーリングは、直接比較していないのでよく分かりませんが、ワタクシのシロウト運転では気になるところはありません。一つロードノイズはT5より大きくなった気がしますが、それは多分T5が17インチだったためだと思います。とは言え問題ないレベルです。
 
 

ライト類は前車T5から大幅にデザイン変更

LEDヘッドライトは光量文句なし

 標準はハロゲンですが自分は純正オプションでLEDを選択。イグニションONでデイライト点灯(デイライトはメーターの設定で消すことができます)。ハロゲン仕様もデイライト付きますが普通の暖色系のライトで、LEDは写真のようなラインになります。f:id:Tegoood:20190412165343j:plain
 LEDライト自体の光量の大きさや照射範囲の広さは十分で、夜間の視認性文句の付け所はありません。前車T5のハロゲンライトは暗く少し不満ありましたが、このLEDライトは本当に明るく、見切りのラインもしっかりとメリハリ良く分けられており、満足度は非常に高いです。
 結構高いオプションなので価格を抑えたい場合は外してしまいがちな装備ですが、選んで後悔することはないかなと個人的には思います。アフターで商品あるんでしょうが変えることは多分ないでしょうからね。
 
 またヘッドライトの形状で横の端面が斜めにカットされたようなデザイン。先代T5は縦に直角に切れたデザインでしたが、より洗練された感じになっています。

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フォグライトは暖色系

 フォグライト自体はオプション。これはT5と同じでハンドル切れ角に応じて自動で点灯する仕様。ライトスイッチON状態でハンドルを切っていくと、ある角度以上の切れ角になるとその方向のフォグライトのみが点灯します。
 色は暖色系なのでヘッドライトのLEDと同時点灯の際は外観上の違和感は少しあるかもしれません。LEDヘッドライトが白熱系の超明るいのにフォグライトが暖色系…みたいな感じ。
 実際乗っていてフォグライトが本当に必要なシチュエーションというのに自分は出会ったことありません。その名の通り、霧状態で真価を発揮するのでしょうが、いまだその状況になったことないので性能という面では分かりません。まぁフォグライト自体デザイン要素もあると思うので、前からの見た目で足元が締まるという意味ではあって当然の装備なような気もします。 
 
 

ワイパー処理が改善されている!

 前車T5と比較して初めて分かる事ですが、ワイパー処理がT5から変更されています。ワイパーの処理って何?って感じでしょうが、フロントガラス拭く時の使い勝手の事。つまり手でワイパーを浮かす際の使い易さが向上しています。
 前車T5で、フロントガラスをウエスで拭くために標準ポジションのまま手でワイパーを起こそうとした時、ワイパー根元がボンネットに当たって、ボンネット端面を傷つけてしまった経験があります。要はそのままワイパーを浮かすとボンネット端面に当たるイケてない構造だったのです。普通は気づかないので誰でもボンネットに当ててしまうと思います。それがT6で改善されています!
 この改善は結構大きい。小さなことですが、この辺の細かいところまでケアできているあたり、このシリーズの作り込みのレベルの高さを感じます。
 
 

電動ミラーはお手上げポーズ

 畳んだ状態は、相変わらず「お手上げ」ポーズのくせに全幅の削減にあまり貢献できていません。ここは形状も折りたたみ方法も全てT5と全く同じです。
 普通に横に折りたたむ構造でも良いと思うんですがね…。ここはT5から改善されていません。
 この車は車幅が190cmもあるので、スーパーなどの駐車場で隣りに車がある場所に停めると、隣りの人が通る時に肩や下手したら頭などを打つ可能性もあるので、そういう所に停める時は、ミラーは折り畳んでおく必要があります。でも写真のようにあまりスマートに折り畳めておらず、少なからず隣りに迷惑をかける事になります。

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サイドオーニングは是非とも選んでおきたい装備

 純正オプションで付けられるサイドオーニング。これは付けておくだけで一目でキャンパーと分かる装備でキャンピングカーである以上是非とも付けておきたい装備。
 アフターメーカーでFIAMMA製からも販売されていますが、T5もT6も純正オプションはOmnistorの供給。使い方はほぼ一緒ですが、収まりや見た目の洗練さではOmnistorに軍配が上がります。さすがの純正供給です。
 ただ、オーニング出し入れの時に使うポールが、純正Omnistor製はFIAMMA製に比べて長いってのが残念。意外に嵩張ります。自分はトランクに収納しているんですが、サードシートのベース部分にでもうまい具合に収納できないか検討中。また良い感じにDIYできたらまた紹介したいと思います。
 
 

サイクルキャリアのデザインはT5と同じ

 サイクルキャリアはT5と同じデザイン。実はもう一種類見た目の違うサイクルキャリアも存在していて、それは電動リアゲート用に軽量化された仕様で、そっちも選ぶことができます。
 しかし見た目がゴツイ感じになります。好みの問題ですが、自分はT5と同じ見た目の方を選択しました。なので自分にとっては新しさは全くないですが、このサイクルキャリア付きの後ろからのバックショットは好きです。遊んでいる感が出ますもんね!

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BEACHロゴはワンポイントのおしゃれ

 T6からビーチは車体後方両サイドにBEACHと書かれるようになりました。これ、地味に気に入りました。T5の時はBEACH仕様にこのロゴはなかった為、フルキャンパーのカリフォルニアとの外観上の区別はつきませんでした。

 BEACHっていう言葉の持つ自由なイメージ?が持てて良いです。自分は趣味でSUP(スタンド・アップ・パドルボード)という海遊びをしているので、個人的にはちょうど良いです。

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ポップアップルーフで気分もアップ!

 BEACHの最大のフィーチャーであるポップアップルーフ。ワタクシはこれ目的で購入したと言っても過言ではありません。1990年台中ごろにはボンゴフレンディのオートフリートップがありましたが、あれと同じですね。
 この中にはベッドがあり大人2人が寝ることができます。またベッドもルーフと同じように上に上げることができるので、そうすると1階部分で立って過ごすことができます。これはなかなか快適です。
 BEACHのポップアップは手動です。そこそこ重いですが女性でも上げられる重さです。ちなみにルーフの材質はアルミ。もしここがスチールだったら恐ろしい重さになるからでしょう。フルキャンパーのオーシャンは電動ポップアップが標準装備です。
 このポップアップルーフ。開閉する時にちょっとしたルールがあります。それは窓なりドアなりを少し開けておく必要があるということ。空気の出し入れができる状態にしておかないといけません。要は真空状態で体積を増減させられないのと同じような感覚。少し考えたら分かることですが、これも実際に使ってみないと分からない事の一つです。

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トゥバーを使えば積載容量が大幅UP

 トゥバー? ヒッチメンバーという方が一般的かもしれませんが、欧州ではトゥバーと言うみたいです。

 前車T5ではアフターメーカーのTHULEのトゥバーを付けていましたが、今回は純正のトゥバーを付けました。そうすることでアフターで付ける場合の費用の1/3くらいで済みます。必要ない人はスルーで良いですが、付ける可能性がある人は最初から付けておきたい装備。

 トゥバーにボールカバーが付いているかどうか不明だったのでアフター品探しかけていましたが、純正はカバー付いています

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 そのトゥバーに前車T5でも使っていたTHULEのキャリア(TH949:イージーベース)を付けて使用します。

 その際、キャリアの灯火器類に通電するためにはキャリアの電源を車体側に差し込む必要があるのですが、キャリア側が7pinで車体側が13pinなので変換アダプタ(TH9907:13-7pinコネクター)が必要。ここは注意が必要です。

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 そして今回リアキャリアのカーゴバックも導入してみました。ROLAというメーカーのもの。品番59102で幅が122cmのものがキャリアにジャストフィットします。

 キャリア積んだ時のスタイル的には下写真の感じ。使い勝手なかなか良いです。子供の三輪車やボールや遊び道具などを乱雑に放り込めます。 あとキャンプで使う薪や燃料なども車内積みに抵抗があるものは外のキャリアに積む方が良いと思います。

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THULE スーリー 変換コネクター TH9907

THULE スーリー 変換コネクター TH9907

 

  

 

  

全高を抑えられるルーフキャリアがある!

 前述のようにVWT6は全高199cm(T5もT6も同じ)でルーフキャリア付けると210cm超えてしまうってことで、立体駐車場210cm制限(ウチの近所に結構あるんです)に引っかかるのが嫌で前車T5では装着していませんでした。
 でも探したら、高さ210cm以内に抑えられそうなキャリアを発見しました。品番などは下記。
 ・キット TH3057(VW T6専用)
 ・フット TH753(汎用:高さが低い方)
 ・バー TH969(汎用)
 ちなみにバーは、検索上ではもう一段長いタイプが推奨となってましたが、こちらの短いタイプでも問題なく付きます。見た目的にも短い方が収まりが良いと思いますよ。

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 キャリアの高さは事前に計算したスペック通り、実測できっちり10.25cm!(スペックに嘘はありませんでした)
全高が199cmなので、199cm+10.25cm で 209.25cm高さ制限210cm以下は問題なし。 とは言え210cm制限の立体駐車場は入る度にドキドキしますが、今のところ擦ったことないです。当然ですが。

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THULE KIT 3057 取付キット

THULE KIT 3057 取付キット

 

  

  

 

 

まとめ、そして選ぶべきオプション

 選んで後悔しないオプションはこれ!
 
・LEDヘッドライト
・サイドオーニング
・サイクルキャリア
 
 この3つは選んでおいて後悔しません。LEDヘッドライトは結構高額ですが、見た目の洗練さを夜間視認性考えると納得できます。
 サイドオーニングとサイクルキャリアは意見分かれそうですが、そもそもキャンパーを購入する時点で外遊びに興味のある人しかいないので、使用頻度は割りと高いと思います。何より後から付けようとすると純正の2倍の値段かかります。(サイクルキャリアは純正の後付けはできません)
 
 あとホイールに関しても、選んでおきたいオプションですが、これも値段高いので微妙です。ほぼ見た目の装備になります。でも18インチは迫力あってかっこ良いですよ。
 
 今回は、実際に実車を見ないと分からない内容も含めて外観部分を紹介しました。この車は日本ではなかなか見ることができないレア車の部類に入るので、調べようと思ってもなかなか苦労すると思います。この車を検討中の方に有益になれば1オーナーとしてうれしい限りです。