VWT6ビーチで行く外遊びログ

キャンプ、車中泊など、車で行く外遊びの記録。

外部電源を車に供給するのに必要な準備【VW T6 California Beach】

VW T6 California Beachは外部電源の取り込みができ、RVパークキャンプ場などで、電源サイトであれば電源と車を繋ぐことができます。そうする事で車内給電やセカンドバッテリーへの充電ができるようになっています。
 
 今回は実際使いの前に、準備として家の外部電源を繋いでみようと思いましたが、この車が並行輸入車ゆえ、色々と準備が必要だったため、その紹介かねて詳しく書いてみたいと思います。
 

差込プラグ形状の規格がなんせややこしい!

 ご存知のように世界には色々な電源プラグの形状があって、海外旅行に行く時にはそれなりに注意が必要です。この辺は早く全世界で統一にされるべきなんでしょうがね…。

 

車外側にはSEタイプのプラグが必要

 VW T6 California Beachには車体左後方に10cm角の正方形の黒いフタがあって、ここを開けると、電源取り込みプラグがあります。 
 そして、標準装備として長さ1mほどの電源コードも付属しているので、これで電源と繋ぐことができます。
 
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 ところが電源プラグへ繋ぐ側ですが、この車は日本仕様ではないため、プラグ形状が異なり、このままでは電源に差し込むことができません。日本のプラグに繋ぐためには変換するアダプターが必要で、そのアダプターはSEタイプになります。
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 これで電源と車を繋ぐことができるようになりました。
 
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 なんかEV車みたいですが、この車は思いっきりディーゼルエンジンです。
 この差し込むところの黒い正方形状態は、知らなければガソリンコックと思われがちですが、実は電源差込みという。フルキャンパーのオーシャンでは、ここにもう一つ給水できるコックも付いています。
   

車内側にはBFタイプのプラグが必要

 VW T6 California Beachは、車内に何個か12v電源差込があります。
 ポップアップしたルーフ部の寝床やキャビンやトランクなど、基本的に12vシガーソケットでセカンドバッテリー給電なのでイグニションOFFでも使えてとても便利です。
 そして1つだけ、車内2列目の左側面にコンセントプラグがあり、車外給電で使うことができるようになっています。(12vソケットの下側の3個穴があるところ)
 
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 これが先ほどの車外からの給電の出口となっていて、ここにAC電源で動く電化製品を差し込めば、家と同じように普通に使えるようになります。
 ウチの車自体は英国仕様なので電圧も230v仕様みたいですが、電圧的には日本100vは問題ないです(230vに耐えうる仕様になっているものに100vは問題ないという考え方)。しかし、差込プラグ形状が違うので、車内側もアダプターが必要です。
 で、ここはBFタイプのプラグです。何故か先ほどの車外のプラグ(SEタイプ)と違うんですね…。非常にややこしい!
 
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 電気屋でもどのタイプが合うか分かりにくく、実は1回返品して買いなおしたりました。結構めんどくさかった…。
 実際海外行ってもややこしい思いをした人多いと思うので、ほんとに早く世界統一になれば良いと思います。アメリカは日本のコンセントそのまま使えますが、ヨーロッパとかはややこしく国毎に形状違うくらいのイキオイだったと思います。 
 
  

せっかくなので試しに使ってみた

とりあえず、家にあったホムセンで買ったサーキュレータ使ってみました。
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 当然の如く快適~。
 外部電源にさえつなげば、車内給電はいわゆる延長コード状態なだけ。車内にACコンセントがある状態となるので、屋内用電化製品を普通に使うことができるようになります。これで真夏の寝苦しい夜でも快適に眠れそうです。
 USBタイプで12v電源で駆動するファンはありますが、ファンの回転力が弱くて気休め程度の風量しかないのは色々と経験済みなので、この家庭100v用のサーキュレーターが使えるというのはかなり快適度が上がると思います。
 
 

車外コードには延長コードが必要

 実際に使えるようにするためには車外コードは延長する必要があります。先述のように車に付属している車外側の電源コードは1mくらいの長さしかないため使用できないシチュエーションの方が多いと思います。
 ただコードを延長すれば良いという訳ではなく、車外使用の電源であるため、コード自体に防水スペックが必要であったり、延長で繋ぐ部分の防水対策も必要になってきます。
 そういう時はホームセンターに行きましょう。どのホームセンターでも普通に防水コードと雨避けケースは売っていると思います。
 
 

まとめ

 外部給電があるキャンピングカーで、外部から電源を繋ぐシチュエーションというのはそんなに多くはないと思いますが、いざ使おうと思った時に使えない!ってのは避けたいところ。その時をシミュレーションして事前に問題を洗い出しておくというのは大事だと思います。
 特に外部の電源になるため、水によるショートはとても危険なため、そういう時の事もよく考えた上で準備していきたいものです。