車中泊を快適にするための準備について書きたいと思います。
テーマとしては電化製品。
その1 TV環境
車中泊の目的はそれぞれで、遠い目的地の前泊目的であったり、車中泊自体が目的であったり。いづれにしても、夜に車内で過ごす時は時間を持て余す事が多いのでやはりTVは必要かなと思います。普通は車には備え付けのTVはないでしょうし、カーナビに内臓TVはあったとしてもイグニションOFFでは駆動しない。
お手軽にしようと思うとポータブルTVを導入すれば問題なし。ポータブルTVでおすすめなのがソニーのフルセグ内臓のポータブルBDプレーヤー(品番:BDP-Z1)。個人的にBDの映画を結構持ってたのでだいぶ前から家で使っていた品。
これを車で使おうと導入してみたけど、付属のアンテナではどうしても感度が悪く、フルセグ電波はあまり拾えず正直画質が悪く快適に見れませんでした。
そこでアンテナを延長して、車のルーフに取り付けようと考えました。TV自体は常時見る訳ではないので、アンテナを常時車に設置するのではなく、あくまでもTV見る時だけ、ポンっとアンテナを付けるようにしたい。車への加工は一切なしです。
という事で、延長できるアンテナやらケーブルやらをゲット。 アンテナ本体の底面が磁石になっている品を選んで、TV見る時は車のルーフにピタッとワンタッチで付けることを考えました。
ただゲットした品はアンテナ側出口が
F型オスで、ソニーのBDプレーヤー側のジャックは
3.5mmメスなので変換プラグが要るので注意が必要です。
アンテナをペタっとルーフに付けて、コードの車内取り込みはドアの隙間から(笑)。この辺はテキトウさが出ていますが、使用上は全然問題ないです。
実はルーフにアンテナを付ける際、VW T6 California Beachはルーフがアルミで磁石がひっつかないというトラブルが発生!これには一瞬目が点になりましたね…。
すぐにホームセンター行って10cm角くらいの鉄プレート探して、それを3M両面テープでルーフに貼って解決しました。
よく考えたらこの車はルーフはポップアップするので重量的に鉄ではなくアルミになってるんですね。まさしくオーナーにならないと分からない事です。
でTVの横のジャックに差し込んで完了。これでやっとフルセグがまともに見れるようになりました!
その2 冷蔵庫
車中泊を快適にする電化製品として次に思いつくのが冷蔵庫。これも結構大事ですね。これもフル装備のキャンピングカーでもない限り、普通は車に付いていないですもんね。
車用の冷蔵庫はウェブで検索したら、色々と詳しい情報がヒットするのでここでは詳しく書きませんが、クチコミや実績でNo.1のエンゲル冷蔵庫がオススメです。エンゲルは「澤藤電気」という日本メーカーの商品で、性能良くアフターも安心との情報がウェブには満載です。
エンゲル冷蔵庫 MD14F-D
エンゲルの中でも定番中の定番。容量的に30Lの品と散々悩んだけど、車内空間の優先と割と気軽に持ち運べるって事で14Lをチョイス。8割方ソロだし使用用途としても問題ないだろうって事で。
車に置いたらサイズ感がまたサイコー。大きすぎず小さすぎずベストなサイズ感。ミニバンで普段は街乗りに使って週末とかに家族で車中泊旅行ってファミリーにはベスト過ぎる選択だと思います。
このサイズ感が良い。助手席後ろ下のスペースに置く事で運転席から手伸ばしたら簡易フタ側から飲み物取れるし、運転席から後ろキャビンに行く時のウォークスルーの邪魔にもなってない。
実際の使用感としては最高の一言。1mmも不満はありません。ダイヤルで強弱を選べ、-20度まで設定できます。凍らせることができるという事。素晴らしいの一言です。
車中泊用途ではないにしても、車に冷蔵庫があると今までの常識が一変すると言っても過言ではないくらい考え方を変えることができます(ちょっと言いすぎか??)。
そもそもコンビニでお茶やジュース買うと高いじゃないですか!便利さの裏返しなんですが、スーパーで80円のコーラがコンビニで150円。やっぱ高いですよね…。
そんな時に、車に冷蔵庫があると日ごろのスーパーでの買い物で、車冷蔵庫用のストックとして飲み物を買って入れておくんです。普段使わない時は冷蔵庫の電源は抜いておくんですよ。で週末とか自分が使う時に電源を入れる。それだけで外出先でキンキンに冷えたコーラがいつでも飲めるようになります。80円のね!(ここがポイント)
その3 電源の確保
さぁ最後の3つめは電源の確保です。
セカンドバッテリーが付いている車であれば、あまり考えなくて良いのでしょうが、普通の車ではセカンドバッテリーなんか付いていないですよね。そのシステムを後付けすることはできますが、ウン十万の世界で費用がかかってきます。かなり高額なんです。
上記に挙げた「ポータブルTV」や「冷蔵庫」はセカンドバッテリーがない車だと、所詮エンジン稼動時にしか使えない。世間の大多数の車はそういう状態だと思います。
それをあっさりと解決してくれるのが、大容量モバイルバッテリー。
最近ではスマホ充電用に小型化のモバイルバッテリーは割りと浸透していると思いますが、あれの大容量バージョンです。今では持ち運び可能な大容量バッテリーとして色々な商品が出ています。
その中でワタクシがオススメするのがアンカーのパワーハウス。
アンカー パワーハウス
434Whの大容量でノートPCなら約15回満充電可能との事。出力モードは3つ(12Vシガーソケット、4つのUSBポート、ACコンセント)。見た目も洗練されたデザインで車に置いておいても違和感ありません。
これさえあればUSBポートでスマホを充電しながら、12VシガーソケットからTV用電源や冷蔵庫電源を確保、さらにACポートからの給電で家庭用の強力な扇風機を回す。
そんな事ができます。
大容量バッテリーでPCを15回充電可能って言ってもイマイチピンと来ませんが、ワタクシが別途実施したエンゲル冷蔵庫に稼働時間テストで、パワーハウスが100%満充電の状態で24時間の連続稼動を確認しました!(詳しく書くと1時間で4%使い25時間で100%使います)
例えば土日ファミリーで車で出かける場合、金曜日の晩20時からパワーハウスで冷蔵庫の電源ON。12時間で50%使った状態の土曜日の朝8時から車でお出かけ。車移動中は車の12vシガーソケットが使えるのでパワーハウスは使わない。そして家に帰った後、また20時にONして同じことを繰り返せば、土日に車で出かけている時は、冷蔵庫の中はずっと冷えているという事。
常にキンキンに冷えたお茶、アイスコーヒー、炭酸飲料が飲める!子供も大喜び間違いなしです。この使い方はマジでオススメ。
まとめ
今回は、車中泊(車移動時でも)を快適に過ごすための電化製品を代表的に3つ紹介しました。
それぞれ費用としては安くはないですが、車専用のバッテリーシステムや備え付けのテレビや冷蔵庫を取り付ける事を考えると、その2~3倍の費用は一瞬でかかってきますので、少しの工夫で少し安く快適になる事も含めて書きました。
間違いのない道具を選んで、楽しいカーライフを送りましょう!