仕事でよく行くようになったアメリカ。
過去に行った分を振り返りながら、まずは自分が感じた最近のアメリカでの諸事情や、日本にいると体験できない外遊びアクティビティについて書いてみたいと思います。
カリフォルニアの気候
仕事で一番よく行くカリフォルニアは日本に比べ年中暖かめの気候。夏は40度くらいになることもざらだけど、湿度が低くカラッとしていて汗かいてもすぐに蒸発するので、表示温度ほどの暑さは感じない。
一度、7月に何十年ぶりかに最高気温記録(48度だったかな?)したらしい時にたまたま行ったけど、その時は死ぬほど暑かった。早めに買ってしまったスーツケース内のお土産のチョコレートが炎天下車内放置で完全に溶けてしまってたというね…。
冬でも平地はそこまで寒くない。12月でもローカルは半そで半パンの人いる。日本人にとってそれは寒いけどね。2月になるとさすがに寒く、陽気なローカルも流石に上はロンTになるかなーって感じ。下は半パンのままだけど。
どっちにしてもカリフォルニアは冬でも人間がそんな格好でいられるくらいの雰囲気なのは間違いなく、いつも陽気なアメリカ人はカリフォルニアが発祥かなと。
カリフォルニアの道路事情
アメリカは完全なる車社会。電車などの公共交通機関があまりないので、車がないとどこにも行けないと言って良い。だから上陸したらレンタカー屋へ直行。広いアメリカでは走る距離が長くなるので、保険はフルカバーを選んどかないと事故や車上荒らしが怖い。
カリフォルニアの道路環境はすこぶる良く、車線多く市街地でも片道3車線は当たり前。フリーウェイになると6車線くらいある。渋滞はあまりないけど、それでも朝夕のフリーウェイのジャンクション付近はそれなりに渋滞する。特にロスの空港あたりの渋滞はひどい。
フリーウェイはその名の通り無料で、アメリカ全土に無料の高速道路が張り巡らされている。ただ都市部(カリフォルニアではロス周辺)はトールロードと言って有料道路も一部あって、見慣れない英語の標識なので知らぬ内に有料道路走ってたってこともある。
たまたま撮ったフリーウェイの写真 ↓ の標識に黄色でTOLLって書いてる。241号線に行くと自動的にトールロードに入るってこと。
しかし車線が多い!
ETC機器がほぼ100%普及しているカリフォルニアでは、トールロードでの支払いは日本みたいに分りやすい料金所で徴収って感じじゃなく、場所が分かりにくいセンサーの下を100キロ以上で走ってても自動的に徴収されるシステム。なのでお金払って有料道路を通ってるという感覚は希薄で、後から請求されて「え?」ってなったことある。
また、一度フリーウェイが渋滞してて一番追い越し車線側の車線が空いていたのでそこを通ったら、その一車線だけ有料で後からカードに請求されてた事があった。要は道路の至る所にセンサーが仕込まれていて全自動でお金払いながら、1分でも早く目的地へ着きたい人はそれを成し遂げてって事。極めてアメリカらしく合理的。
アメリカの運転マナー
無茶苦茶良い。自分が一番感じたアメリカの”先進国感”がこれ。何があっても歩行者第一優先だし、意味ない”煽り”や、車線変更での”絶対入れませんけど何か?” 的な残念無念なDQNどもはゼロ。
フリーウェイでは周りのスピードに乗るのが大事。みんなガンガンに飛ばすので初めは慣れるまで怖かったけど、慣れさえすれば全く問題ない。
特にカリフォルニアではいわゆる高級車をしょっちゅう見るけど、日本ではその「高級車」に乗る事自体が目的だけど、アメリカ人は目的が「流れに乗るために性能が良くスピードが出せるエンジン」と「事故った時に身を守ってくれる高い剛性を持つ車体」っていう目的で自然と高級車を選んでいる感じ。
アメリカの外遊び事情
市街地以外でフリーウェイ移動すると、ほとんど↓のような景色。ほぼ荒野。基本、田舎で素朴なアメリカを実感できる。
キャンプ場などもそこら中にあって、想像通りアウトドア天国。シロウト目には荒野だらけなのでどこでもキャンプできそうな気がするけど、野生獣や害虫(サソリやガラガラヘビにいたるまで)の危険が常にあるので、やはり安全が確保されたキャンプ場でキャンプってのが普通の選択みたい。
ただアメリカでのテント泊は、バイカーなどのミニマリストの野営手法って感覚が強く、日本でのいわゆるオートキャンプでのテント泊は、アメリカではキャンピングカーになる。楽を選ぶアメリカ人はキャンピングカーもテントみたいに野営の道具の一つとして認識しているみたいね。
これはガソリンスタンドの写真↓。キャンカーを見かけるのは日常茶飯事。
週末ともなると家族や友人とアウトドアに繰り出す。そんな文化が根付いていてとても楽しそう。
普段経験できないアクティビティをやってみる
さて今回の本題はここから。
せっかくアメリカに行くからには、日本ではなかなか経験できない外遊びアクティビティをやってみるべきだよね?って事。
前に書いたSUPもそんな思いでやってみて、日本に帰って見事にハマったものの一つ。
で今回は…
リアルラジコンに乗ってみよう! の巻。
???
なんのこっちゃ?w
元々、アメリカはモトクロスやATV(オール・テレイン・ビークル:1人乗りバギー)などの泥遊び系モータースポーツが盛ん。日本に比べて走るところが圧倒的に多いので、当然っちゃー当然。
で、最近アメリカの泥遊び系で熱いのがSxS(サイド・バイ・サイド:多人数バギー)というカテゴリー。ATVがモトクロスのタイヤを2輪→4輪にしたような乗り物であるのに対し、SxSは4輪バギー専用で開発された乗り物。
アラフォーのワタクシとしては小学生のころに流行ったラジコンのホットショットなりアバンテなり…懐かしい…。あれのリアル版と思ってもらったら良い。
……
文章で説明しても分からないので写真で…。
とりあえず、車ぶっ飛ばしてこんなところをベースにして遊び開始。
行ったのはロスから北東に250kmのところにあるCalico Ghost Townってとこ。
ここは昔、銅の採掘で栄えて今は廃墟となっている町で、銅の採掘跡を利用して今はSxSで走れる岩などがごつごつしたコースがある広大な場所。
遊びに使うSxSは友人のものを拝借。ありがとう!
レッツらゴー!
はい、これがリアルラジコン!!
道なき道を進む。いや未知の道を進む。
ここはドラゴンボールでベジータと戦った場所か? その辺から栽培マンが出てきそう。
こんな岩山をガンガンに上って楽しむのがSxSの遊び。こりゃ楽しいわー!!
…
前からパシャリ。
うーん YouTubeの世界w
この時は米人4人と日本人5人の混成9人チームで遊びたおした。
これワタクシ。後ろに見える広大な土地がすべてコース。迷子にだけはなりたくない!
楽しすぎてトータル4日間もSxSで遊んでしまいました。
まとめ
今回は、日本ではなかなか経験できないアメリカ特有の外遊び(SxS遊び)について紹介しました。日本にいると信じられない遊びってのが世界にはあるんですね。
特にアメリカには遊びの天才がいっぱいいるので、彼らのマインドは尊敬すべきところが多いです。
日本でも数少ないけど、神戸のネスタリゾートでこのSxSに乗れるみたいですね!
今度行ってみよー。