だいぶ前に車の天井にハンガーかけと収納スペースを設置しました。
<その時の記事↓>
長い間使ってきましたが、ハンガーかけはただの吸盤タイプなので夏場の気温高い時に吸盤が外れやすかったり、収納スペースはよく頭をぶつけたりと、両方とも使い勝手悪いと感じていました。
今回、その辺を改善しようと。
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車の天井付近にハンガーかけや収納スペースを作ろうと思っても、加工せずにやるってこと自体が車では難易度高いです。
天井側面の左右のハンドグリップを利用して、そこを橋渡しするようにひっかけるタイプは商品としてよく見かけますが、ウチのVW T6 California Beachにはキャビンにはハンドグリップがないのでそれはできません。
どうしたもんかと色々と検討した結果、先日設置した荷室のDIYボードに何かしら工夫して作ってみようって事で。
てかDIYボード作る時点にこの辺はある程度考えてましたが。
<DIYボードの記事はこちら↓>
やり方としては、DIYボードからフレームを立ち上げて、それをきっかけにハンガーかけと収納スペースを設置するっていうアイデア。
はたして上手くいくんでしょうか。
とりあえず行ってみましょう!
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まずフレームに使う素材ですが、今まで車のDIYは全てイレクターパイプ使ってたけど、今回のは目に入りやすい場所ってのと、固定には精度と自由度が必要そうなので、「G-Fun」ってのを使ってみようと思います。
G-Funは、様々なジョイントを駆使すれば色んなものが作れそうなので、DIYの自由度は高そうな予感がします。
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まずDIYボードの両サイドからフレームを立ち上げます。
G-Funのアルミ棒を目的の長さにカットして、下側は専用のジョイント台座でボードにしっかりとボルト固定。
上側は加工したくないので、G-Fun専用の長さが変えられるジョイント台座を利用して、ネジの長さを変えて天井部分に突っ張るようにして固定。
こんな感じでボードの両サイドにフレームを設置。
これにはDIYボード自体の固定が極めて大事で、DIYボードの特に前後左右をがっちりと固定した理由はこのためでした。
次に車の上部両サイドの樹脂部分を逃げるため、角度のついたジョイントで更に上に立ち上げ。
そして、左右を橋渡しにするようにフレームを組みつけます。
角度変える所を作らずに左右繋いでも良かったですが、ここはハンガーかけが主目的で使うつもりなので、寝るときに邪魔にならないようにできるだけ天井付近に上げました。
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次にサイド側にもう少しフレームを組みます。
就寝時に邪魔になり過ぎないように、サイドのフレームはひとまず左側だけにしました。
そして、このサイドフレームは収納スペースにしようと、MOLLEシステムのベースを取り付けてみました。
もっとフレーム組んで、棚などの設置も考えましたが、コスト面や、そもそも収納したいものを選別した結果、最終的にMOLLEシステムに行き着きました。
これだと、ベッド展開状態↓でもあまり邪魔になっていなく、広々と寝れると思います。
ひとまずポーチや既に持ってたものをカラビナなどで取付けてみました。
自由度が高いので、今後色々と発展できると思います。
今回使ったMOLLEシステムベースやポーチ類はだいぶコスパ良いのでこれは使えると思いますよ。普通に車のシートバックにも使っても良いと思います。
天井にもMOLLEポーチをぶらさげました↓。ここは割と大きいものにして、着替えやタオル類が収納できるようにしました。頭ぶつけても痛くないのが調子良きです。
あとハンガーをかけたらこんな感じ↓。
これで、一段目には幅120cm、奥行120cm、高さ40cmの収納スペースを確保しつつ、2段目常設プチベッド状態で天井とサイドに小物スペースも確保して、更にかなりの量の服をハンガーでかけられるようになりました!
基本的に大物は全て一段目に収納すれば、ミニバンサイズでもそれなりに車中泊の快適度は上がるかなと思います。
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今回の材料費(MOLLEシステムのポーチ類は含まず)
・GFunフレーム(S:190cm×2、SS:190cm×1) 1,927円
・GFunスタンドコネクタS×3 1,410円
・GFunフットM6×3 981円
・GFunフットコネクタS×3 618円
・GFunマルチコネクタインナS×6 972円
・GFun45コネクタインナS×4 1,088円
・GFunヒンジコネクタストッパS×2 302円
・GFunインナキャップS×2 148円
・その他(ボルト、クッションスポンジ) 479円
合計・・・ 7,925円(税込)