どうも。
Tegooodです。
今回はキャンプでのリビングについて…
キャンプで作るリビングには、座るチェアの座面高さから、大きく「ロースタイル」と「ハイスタイル」に分けることができます。
更に「お座敷スタイル」とか最近ではハイとローの間の「ミドルスタイル」とかもあるようですが、今回は皆さんがよくやっている定番の「ロースタイル」と、最近復権しつつある「ハイスタイル」についてシロウトキャンパーなりの意見を書いてみたいと思います。
ロースタイル
その名の通り低い高さにリビングを作るスタイルで、家でソファに座るくらいの感覚。テーブルも家のリビングテーブルくらいの高さです。
下の絵のように、高さ30cm高くらいのチェア座面に対して、テーブルが+10cmで40cmくらいの高さイメージ。
最近は、長いことロースタイルがキャンプの主流になっていますよね。
全体的にサイトが低い配置になり、第3者の立った目線からもギヤの配置が良く見え、サイトが映えて見えるし、なんとなく落ち着いたゆるい雰囲気が出ます。
ロースタイルのメリット/デメリットは?
メリット
・くつろげる
・空間が広く感じる
・子供との目線が近くなる
・テントのキャノピー下などの小空間でも設置できる
デメリット
・一度座ると動きたくなくなる
・立ち上がる時声が出てしまってオヤジを実感する
・テーブル上の物取るのにいちいち上体起こすのが腰痛持ちにはつらい
結局はオヤジ目線ですが、ロースタイルは一度座ってしまうと動くのがめんどくさい。子供に一緒に遊ぼう!と言われても「あと5分待ってー」のループでできるだけ延命措置を図ることになります。
料理もやりにくく、いちいちモノを取るのに立ち上がるのがめんどくさい。ヒザをテーブル下に入れることができないので、ゴハン食べる時も皿までの距離が遠く、上体を起こして前のめりで食べることになります。
一方で、ドカっと腰をすえて食後にコーヒー飲んだり、まったりと仲間とビール飲んだりする時の姿勢的には一番向いているスタイル。スツールに足を投げ出してビール飲みながら目の前に焚き火でもあった日にゃあ、脳内分泌物が出まくってそのまま昇天します。キャンプで一番幸せな瞬間の一つですね。
ロースタイルのギアは選びたい放題
ロースタイルのテーブルやチェアは色んなメーカーからいっぱい出ているので、好みや価値観でなんとでもなります。定番で揃えるも良し。コスパ重視で揃えるのも良し。お気に入りのガレージブランドなどでコダワリの自己満に浸るも良し。
ワタクシはロースタイルにする時は、"カーミットチェア"を使っています。雰囲気、座り心地、収納性が高次元で融合した名品でおすすめです。そしてテーブルは"ブルーリッジチェアワークス"の"パークウェイピクニックテーブル"。木の雰囲気がよろしく、カーミットチェアとの相性も抜群です。またこのテーブルは"ユニフレーム"の"焚き火テーブル"と高さが同じなのでセットで使うと調子良いです。
LEGOでも作れるよw
ハイスタイル
一方でハイスタイルは、家での感覚的には
ダイニング。
下の絵のように、高さ40cm高くらいのチェア座面に対して、テーブルが65cmくらいの高さ。専門サイトなどでは、チェア座面+25cmのテーブルが一番良いとかって書いてありました。
ちょっと古いイメージのスタイルで、昨今のキャンパーにはあまり浸透していないかもしれないけど、このハイスタイルはワタクシのお気に入り(オヤジはなにかと楽を選ぶ習性があるので…)で、ここ2年くらいはワタクシはハイスタイル推進派になっています。
ハイスタイルにした時のメリット/デメリットは?
基本的には、ロースタイルとメリットとデメリットが逆になります。
一言で言うと、身軽に動ける分落ち付き感が減る です。
もう一言言うと、身軽になったことを知ったヨメさんから容赦なく指示が飛んでくる かな…
あ、デメリットの方が大きいじゃん?w
そんなハイスタイルですが、最大のメリットはやはり圧倒的に楽という事。すぐに立てるし、ヒザをテーブル下に入れられるので食事も食べ易い。特に朝ごはんは絶対ハイスタイルの方が向いていると思います。
でも雰囲気作りという観点では、選べるギアもまだまだ少なく、ロースタイルにはどうしても負けてしまう状況…。
でも安心して下さい!
ハイスタイルでも良い雰囲気作れるんです!!
ハイスタイルはビンテージアメリカン(風)が調子良い
ワタクシがオススメしたいハイスタイルを紹介します。
↓写真はワタクシのハイスタイルリビング。テーマはビンテージアメリカン(風)!

パイプチェア2脚はアメリカの"ローンチェア"というメーカーのもの。カラフルな色味がナイスなチェア。ネットで普通に買えます。これはキャンプ場であまり被った事がないので、人と違うのが良いって人にはオススメ。
もう一個の三角形の背もたれのチェアは”ガダバウトチェア”。思いっきりイギリスですが、雰囲気は合ってるので良し。こっちは絶版してて、今は”アウト&アバウトチェア”という名前で同じ形のチェアが出ています。
テーブルは5000円くらいでオクで買った一応アメリカ製の古いヤツ(ただの中古)。フレームのくすみ感とか天板の剥げ感がナイス。このタイプのテーブルは普通に安く売っているのでそれでも全然問題ないと思います。

どうですか?ハイスタイルでもそれなりに良い雰囲気出てるでしょ?w
ガダバウトチェアは座り心地はいまいちですが、ローンチェアの見た目の可愛らしさと座り心地の良さはかなり高次元なのでオススメです。

まとめ
と言うことで、今回キャンプで作るリビングで「ロースタイル」と「ハイスタイル」について書いてみました。それぞれのスタイルでメリットとデメリットがあって、どっちが良い!とは言えません。
キャンプの目的や過ごし方は人によって様々なので、みなさんそれぞれ独自のスタイルってのがあると思いますが、雰囲気を楽しむって意味ではやはり道具は大事。星の数ほどあるギアから自分のスタイルに合ったものを選んでいきたいものです。