VWT6ビーチで行く外遊びログ

キャンプ、車中泊など、車で行く外遊びの記録。

車の荷室にフラットスペースを作って車中泊を快適にしよう!【VW T6 California Beach】

 ウチの主力機 T6 California Beach ですが、車中泊でベッド展開する際に少し不満点があるので、改善したいと思います。

 

 

 Beachには荷室を2段に使うためのマルチフレックスボード(メーカー呼び名)っていう台が標準で付いており、レール上を前後に移動させられます。

前後任意の場所で固定てきます。

 

 このボードはシートを後ろに倒した時と同じ高さなので、ベッド状態にする時にも利用する構造になっています。

 

 ボードを一番後ろに移動させてシートを後ろに倒せばベッドになります。

 

 ただ、ボードを動かすのはテールゲート側からの方がやりやすいため、ボードを前寄りに設置した状態でベッド作る時は、わざわざ一回車外に出てテールゲート開けてボードを後ろに動かして…って、結構面倒なんですよね…。

 

 なので実際としては、ボードは一番後ろに設置した状態で使いがちで、その場合だと3列目シートとの間に空間が生まれるのがデフォルト状態になるんです。

これがデフォルト位置でシートとの間に空間ができます。

 

 そうすると、荷物をボードの上に2段積みした場合、運転中に荷物が1段目に落ちるので、マットやシュラフとかの落ちても良い物の専用台っぽい感じになるんです。( ↓ こんな感じ)

目的地に着くと、大体シュラフは前に落ちてます...。

 

 あと、シートの背もたれを後ろに倒してベッドにするって意外に面倒で、いちいちヘッドレスト外さないといけないし、シート後ろに荷物積んだ事を忘れてシートを倒して荷物をつぶした事も何度かありました…。

 

 この辺を解決できないか……。

 

 

 色々と検討する中、シートの背もたれって前側にも倒せるのですが、その状態でもボードと高さがほぼ同じって事に気が付きました!

倒したシート背面はボードと高さが同じだ!

 

 ってことは、これでベッド作れたら、ヘッドレスト外さないで良いし、荷物を潰すこともなく、いろんな問題が解決しそうです。

 

 

 …ではDIYでやってみますか!

 

 

 始めは、既存ボードとシートのにDIYボードを作ろうと思ったのですが、DIYボードは加工が自由にできるので、一番後ろで色々と加工するアイデアを思いついたこともあり、DIYボードは一番後ろに設置することにしました。

既存ボードを前に移動させて、その後ろにDIYボードを作ります。

 

 前にエブリィのDIYで経験値のあるイレクターパイプでまずは骨組みを作ります。

 

 <エブリィのマイクロキャンパー化DIY記事はこちら↓>

www.tegoood-camping.com

 

 

 骨組みの寸法は、幅×高さ×奥行=120×46×48cm(外寸) にしました。

 

 

 

 

 

 次に上に設置するボードですが、材料は針葉樹構造用合板(板厚12mm)にしました。

 エブリィの時は一般のコンパネにしたのですが、コンパネは板の水平性が悪かったり木くずが結構出たりしたので、今回は上記の合板にしました。

 

 で、合板をキャビン形状に合うようにカットします。

  一番広い所の幅は152cm。奥行はリビングスペースとの兼合いを熟考した結果54cmにしました。

 自分は普通のノコギリしか持ってないですが、工夫して切ればある程度の思い通りの形にできます。

多少変になってもヤスリで鬼削りすれば問題なし!


 切り終えたらパンチカーペットを貼っていくのですが、後にフレームに付ける用の棚受けなどを取り付けられるように鬼目ナット(雌ネジ)とかは事前に埋めといた方が良いです。パンチカーペット貼った後はドリルで穴開けるのは何かと不都合ありますからね。これもエブリィでの経験が生きています。

これが鬼目ナット(雌ネジ)

 

 穴開けや鬼目ナット打ち込みなどの加工が済んだら、パンチカーペットを貼り付けます。裏面は木くず落ちるのを防ぐため100均で買った木目調シート貼りました。

 

このパチンするヤツはダイソーに売ってますよ。

キレイに貼れました。

裏側は棚受けなどを付けています。

 

 

 で、これを車に設置。

 

 

 これもエブリィで経験したのですが、車はちょっとしたギャップを拾って、この手のものは走行中ガタガタなるので、前後、左右、上下の動きを抑制させると完成度は上がります。

 

 前後の動きは前側の既存ボードをギリギリに設置すればOK。

 左右の動きは側面の樹脂の曲線にきっちり合わせればいけるので、板を切る時はミリ単位で型取りした方が良いです。

写真じゃ分かり難いですが、横のRは途中まで完全に密着させています。 

 

 上下の動きは、車のレール後端にフックが付いていたので、これにバックル付きのストラップで固定してみたところ、問題なく固定できました。

後ろ側に見える黒いストラップでフックとフレームを止めています。 


 前側の足はレール上面に来るので、レールを攻撃して変な感じにならないように台座を作りました。

家に転がっていた薄い板とゴム板で作成。


 あと、自己マンポイント高いのがこれ!

ボードの裏側に設置したのは…

 

 オーニングハンドルの受けです。

置き場に困っていたハンドルをやっと固定できました。

 

 いつもこのハンドルの置き場に困っていて、内装に固定しようとしても、内装の穴あけ加工は絶対にしたくないので苦慮していましたが、やっと取り付けられました。

 

 これは、ホムセンに売っているパイプ受け(水道管コーナーにあり)で、オーニングハンドルより少し径の大きいのを選んで、側面をカットして、奥側にクッション付けています。

 

 

 クッションを付ける事で、径が少し小さくなりハンドルがフィットするようになるのと、振動による異音抑制にもなります。

 

 

コンプリート!

 

 シートを前側に倒した状態でも幅150cm、奥行200cmのベッドができるようになりました!

 

 また、シートを起こした状態でも、幅150cm、奥行100cmの常設ベッドみたいな状態になるので、リビングスペース確保したまま子供がゴロ寝して、みたいな使い方ができると思います。

マットは4つ折りなので割と自由にたためます。

 

今回の材料費

骨組み ・・・ 4,519円(税込)

・イレクターパイプ(90cm×3、120cm×2) 2,700円

・イレクタージョイント×4 728円

・イレクター高さアジャスター×4 1,091円

ボード ・・・ 7,023円(税込)

・針葉樹合板(90cm×180cm) 2,869円

・パンチカーペット(90cm×200cm) 2,372円

・木目調シート 220円

・イレクター棚受け×6 488円

・パイプ受け類 187円

・ボルト類 887円

 

合計・・・ 11,542円(税込)