ウチは今 "プチ" キャンピングカーに乗っています。
"プチ" ってなに??
車としての普段の使い勝手の良さをメインで考えたので、車体が大きくなりがちな装備が整ったフルキャンパーではなく、寝床とリビングが作れて乗車人数も多く取れる "プチ" キャンピングカー。勝手にプチと呼ばせて頂きます…。
今回はウチがその購入に至った経緯を書きたいと思います。
始まりはキャンプ
王道ファミリーキャンプで感じた違和感
初めは子供きっかけでしたが、ウチは2013年ごろからキャンプを始めました。
ちょうどその頃から第二次キャンプブームが巻き起こり、もともと外遊びが好きなワタクシとしては、専門の雑誌などに影響を受け、もれなくキャンプにハマることになりました。
皆さんご存知のようにキャンプは子供と思い出を共有できる素晴らしいものです。しかしキャンプの実態としては、設営と撤収にはかなりの労力が必要で、特に真夏のキャンプでは、滝汗状態でテントなど設営して、子供と少し遊んだらすぐに晩ごはんの準備…。一息付く暇もなく、気持ちに余裕が全くない。
そんな時子供が何か問題ある行動でも取ると、些細な事でも、怒ってしまっている自分がいました。
しかも晩ごはんにもコダワリだしたりすると、色々なことが大変になり、子供と遊ぶ時間って意外と少ないことに気づくんです。これじゃ本末転倒ですね。
その後待っている道具沼
2~3回キャンプ経験した頃には、他人のサイト見たりして、どんどん欲しい道具が増えてきました。収納性がよく考えられたり、オーバースペック気味の魅力満載のキャンプ道具たち。
ハイスペックだけど必要な道具ってならまだ分かるけど、既に持ってる道具の違うスペックの購入… ここまで来るともう手が付けられません。
待っていたのは、いわゆる底なしの道具沼。キャンプにハマった人が少なからず通る道。男子である以上しょうがないですが、その時は気づかないんですよね。
そして断捨離へ…
ここまで来ると「ゆるキャン」って何? そんなのとは無縁状態となります。いや無双状態?(なんじゃそりゃ…)
道具にコダワるあまり、本来の目的だったキャンプは子供との思い出の共有という言葉を忘れてしまっていました。
基本に立ち返り、断捨離を開始しました。一気に道具を処分しました。
残った道具はそんな経験を経て、一周した趣向の中で自分なりに厳選したものです。
場合によってキャンプスタイルを変えれば良い
キャンプを否定している訳では全くなく、キャンプはやっぱり素晴らしいものです。ただ自分が進んだ道が間違っていただけ。
道具の雰囲気を楽しみたい時は、ソロや同趣向の友人たちとのキャンプでやれば良い。ファミリーキャンプでは家族との時間が何より大事。ファミリーキャンプ用の道具を使えば良いんです。ポイントは簡単さと快適さ。
いかに簡単に設営でき、家族全員が楽しく快適に過ごせるか。一石二鳥はたまた三鳥くらいの道具っていっぱいあります。
キャンプの延長線上を模索
キャンプを辞める訳ではなく、回数を減らしてその質を上げつつ、もっと簡単に家族で楽しめる方法ってない?
ウチは元々ヨメさんの影響で旅行は割りと行っていて、そこにワタクシの外遊び熱が勝ってキャンプが全てになってたけど、一旦立ち返って旅行の回数を増やしてみようと。
そして、キャンプで得た経験をミックスできないかと考えたとき、たどり着いた答えはキャンピングカーでした。
世のキャンピングカーオーナーも同じ思考回路の人ら割と多いような気がします。
条件の整理
条件1
車中泊を利用して遠出したり、繁盛期でホテル予約できなかった場合でも家族4人全員が快適に寝れること。
条件2
家ガレージのゲートや、よく行くデパートや街の立駐の高さ制限的に、全高2.1m以下に収まること。
条件3
キャンプの比重もまだ高く、便利過ぎるフルキャンパーは必要ないので、あくまでも簡易キャンパー。
熟考を重ねた結果、VW T6 California Beach という車に辿りつきました。
そしてポップアップルーフキャンパーへ
高さ2mクラスのミニバンなサイズ感で広々とした4人の寝床を確保しようと思ったら2段ベットになるし、そうなるとポップアップルーフ車しか思いつきません。
サイズ大きくても良ければぐっと選択肢は広がるけど、あくまでもミニバンサイズってのが考えの基本。 便利なフルキャンパーも十分魅力的ですが、やはり普段使いでの室内広さの確保ってのと、シート追加で7人乗りまでできるのがVW T6 California Beachの良いポイント。ジジババも全員乗れるしね。