VWT6ビーチで行く外遊びログ

キャンプ、車中泊など、車で行く外遊びの記録。

車の荷室にフラットスペースを作って車中泊を快適にしよう!【VW T6 California Beach】

 ウチの主力機 T6 California Beach ですが、車中泊でベッド展開する際に少し不満点があるので、改善したいと思います。

 

 

 Beachには荷室を2段に使うためのマルチフレックスボード(メーカー呼び名)っていう台が標準で付いており、レール上を前後に移動させられます。

前後任意の場所で固定てきます。

 

 このボードはシートを後ろに倒した時と同じ高さなので、ベッド状態にする時にも利用する構造になっています。

 

 ボードを一番後ろに移動させてシートを後ろに倒せばベッドになります。

 

 ただ、ボードを動かすのはテールゲート側からの方がやりやすいため、ボードを前寄りに設置した状態でベッド作る時は、わざわざ一回車外に出てテールゲート開けてボードを後ろに動かして…って、結構面倒なんですよね…。

 

 なので実際としては、ボードは一番後ろに設置した状態で使いがちで、その場合だと3列目シートとの間に空間が生まれるのがデフォルト状態になるんです。

これがデフォルト位置でシートとの間に空間ができます。

 

 そうすると、荷物をボードの上に2段積みした場合、運転中に荷物が1段目に落ちるので、マットやシュラフとかの落ちても良い物の専用台っぽい感じになるんです。( ↓ こんな感じ)

目的地に着くと、大体シュラフは前に落ちてます...。

 

 あと、シートの背もたれを後ろに倒してベッドにするって意外に面倒で、いちいちヘッドレスト外さないといけないし、シート後ろに荷物積んだ事を忘れてシートを倒して荷物をつぶした事も何度かありました…。

 

 この辺を解決できないか……。

 

 

 色々と検討する中、シートの背もたれって前側にも倒せるのですが、その状態でもボードと高さがほぼ同じって事に気が付きました!

倒したシート背面はボードと高さが同じだ!

 

 ってことは、これでベッド作れたら、ヘッドレスト外さないで良いし、荷物を潰すこともなく、いろんな問題が解決しそうです。

 

 

 …ではDIYでやってみますか!

 

 

 始めは、既存ボードとシートのにDIYボードを作ろうと思ったのですが、DIYボードは加工が自由にできるので、一番後ろで色々と加工するアイデアを思いついたこともあり、DIYボードは一番後ろに設置することにしました。

既存ボードを前に移動させて、その後ろにDIYボードを作ります。

 

 前にエブリィのDIYで経験値のあるイレクターパイプでまずは骨組みを作ります。

 

 <エブリィのマイクロキャンパー化DIY記事はこちら↓>

www.tegoood-camping.com

 

 

 骨組みの寸法は、幅×高さ×奥行=120×46×48cm(外寸) にしました。

 

 

 

 

 

 次に上に設置するボードですが、材料は針葉樹構造用合板(板厚12mm)にしました。

 エブリィの時は一般のコンパネにしたのですが、コンパネは板の水平性が悪かったり木くずが結構出たりしたので、今回は上記の合板にしました。

 

 で、合板をキャビン形状に合うようにカットします。

  一番広い所の幅は152cm。奥行はリビングスペースとの兼合いを熟考した結果54cmにしました。

 自分は普通のノコギリしか持ってないですが、工夫して切ればある程度の思い通りの形にできます。

多少変になってもヤスリで鬼削りすれば問題なし!


 切り終えたらパンチカーペットを貼っていくのですが、後にフレームに付ける用の棚受けなどを取り付けられるように鬼目ナット(雌ネジ)とかは事前に埋めといた方が良いです。パンチカーペット貼った後はドリルで穴開けるのは何かと不都合ありますからね。これもエブリィでの経験が生きています。

これが鬼目ナット(雌ネジ)

 

 穴開けや鬼目ナット打ち込みなどの加工が済んだら、パンチカーペットを貼り付けます。裏面は木くず落ちるのを防ぐため100均で買った木目調シート貼りました。

 

このパチンするヤツはダイソーに売ってますよ。

キレイに貼れました。

裏側は棚受けなどを付けています。

 

 

 で、これを車に設置。

 

 

 これもエブリィで経験したのですが、車はちょっとしたギャップを拾って、この手のものは走行中ガタガタなるので、前後、左右、上下の動きを抑制させると完成度は上がります。

 

 前後の動きは前側の既存ボードをギリギリに設置すればOK。

 左右の動きは側面の樹脂の曲線にきっちり合わせればいけるので、板を切る時はミリ単位で型取りした方が良いです。

写真じゃ分かり難いですが、横のRは途中まで完全に密着させています。 

 

 上下の動きは、車のレール後端にフックが付いていたので、これにバックル付きのストラップで固定してみたところ、問題なく固定できました。

後ろ側に見える黒いストラップでフックとフレームを止めています。 


 前側の足はレール上面に来るので、レールを攻撃して変な感じにならないように台座を作りました。

家に転がっていた薄い板とゴム板で作成。


 あと、自己マンポイント高いのがこれ!

ボードの裏側に設置したのは…

 

 オーニングハンドルの受けです。

置き場に困っていたハンドルをやっと固定できました。

 

 いつもこのハンドルの置き場に困っていて、内装に固定しようとしても、内装の穴あけ加工は絶対にしたくないので苦慮していましたが、やっと取り付けられました。

 

 これは、ホムセンに売っているパイプ受け(水道管コーナーにあり)で、オーニングハンドルより少し径の大きいのを選んで、側面をカットして、奥側にクッション付けています。

 

 

 クッションを付ける事で、径が少し小さくなりハンドルがフィットするようになるのと、振動による異音抑制にもなります。

 

 

コンプリート!

 

 シートを前側に倒した状態でも幅150cm、奥行200cmのベッドができるようになりました!

 

 また、シートを起こした状態でも、幅150cm、奥行100cmの常設ベッドみたいな状態になるので、リビングスペース確保したまま子供がゴロ寝して、みたいな使い方ができると思います。

マットは4つ折りなので割と自由にたためます。

 

今回の材料費

骨組み ・・・ 4,519円(税込)

・イレクターパイプ(90cm×3、120cm×2) 2,700円

・イレクタージョイント×4 728円

・イレクター高さアジャスター×4 1,091円

ボード ・・・ 7,023円(税込)

・針葉樹合板(90cm×180cm) 2,869円

・パンチカーペット(90cm×200cm) 2,372円

・木目調シート 220円

・イレクター棚受け×6 488円

・パイプ受け類 187円

・ボルト類 887円

 

合計・・・ 11,542円(税込)

 

並行輸入車の車検費用ってどのくらい? part②【VW T6 California Beach】

 ウチの主力機 VW T6 California Beach(カリフォルニア・ビーチ)ですが、先日2回目の車検を通しました。

 

 この車は並行輸入車ので、近所のディーラーや修理工場で車検を……って感じには中々いかないため、輸入してもらったショップ(GAKUYA)にお願いしました。

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 並行輸入車の場合は、一般消耗部品がストックしてあるか?など、ショップ選びは慎重にやった方が良いと思います。

 

さてまずは結果からですが、今回2回目の車検費用はこちらです。

 

 整備費用 194,290円(税込)

 法定費用 63,110円

 合計   257,400円(税込)

 

うーん…、やはり20万超えてきたか……

 

整備費用の内訳としては以下です。部品代と工賃の合計。

・基本整備代 60,500円(税込)

 (法廷点検、テスター診断、検査機器測定、代行費用など)

・エンジンオイル交換(エレメント含) 19,100円(税込)

・クーラント交換 6,930円(税込)

・ブレーキフルード交換 7,700円(税込)

・ファンベルト交換 18,440円(税込)

・フロントブレーキロータ、パッド交換 81,620円(税込)

 

  前回の1回目の新車から3年乗った車検が278.652円(税込)で、今回は2年で距離も半分くらいだったので、少し安くなるだろうと思っていたのですが、結局あまり変わりませんでした...。

 

<一回目の車検の時の記事はこちら↓>

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 今回はバッテリーは大丈夫だったのですが、次交換する時は、自分でネットで安いの探して自分で交換しようかな…。

 難易度の比較的低い、ACフィルタ吸気フィルタは自分で交換してみようと思い、部品だけ注文して作業はお願いしませんでした。

 

 ファンベルトは50,000kmくらいで交換しといた方が良いとの説明受けたので、自分のは45,000kmくらいだったので、今回交換しました。

 

 今回想定外だったのがブレーキ ロータの交換です。

 これは車検整備中で発見されたのですが、パッドが減った状態で使ってしまってたみたいで、ロータにダメージがあったとの事でした。使用中に泣きとか異音とか何も体感できなかったのが痛かったです…。

 

 車検の時って、なんとなく車の中の荷物を全部出して、空にした状態でショップに持って行くのですが、その時って「こんなに入ってたの!?」ってくらい荷物多いですよね…。

 特にキャンパーだとそれに拍車がかかります。車戻ってきた時に整理する気になりました。

”ミニバン”サイズのフルキャンパーの最適解はコレ! その②【VW T6.1 California Ocean】

 その②です。

 

 その①では、T6⇒T6.1の進化具合について書きました。

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その②では、簡易キャンパー仕様のBeachと、フルキャンパー仕様のOceanの違いを中心に書きたいと思います。

 

BeachとOceanの違いについて

 今回、VWプロショップの GAKUYA から、Oceanを数日間貸して頂きました。

 ワタクシは普段Beachに乗っているので、Oceanと比較する事でフルキャンパーの便利さを体感できたとともに、Beachの良い部分も再認識することができました。

 それではそれらについて書いていきたいと思います。

 

フロント周りの目隠し

 車中泊場所に着いてまず最初にするのは目隠しですが、フロント周りの目隠しはカーテン吸盤シェードなど色々なものがありますが、手間がかかり過ぎるとストレスになるので、簡単であるに越した事はありません。

 Beachでは、フロントウィンドウは布製の幕をサンバイザーなどにひっかけるタイプと、両サイドウィンドウは磁石が仕込まれた布製の幕を窓枠にパチンパチンと留めていくタイプで、手間は少ないほうですが、それなりにかかります。

 Oceanでは、まずフロントウィンドウはAピラー内張りに収納されたシェードを引っ張り出すタイプで、収納時の見た目など文句なく、完成度は高そう!

Aピラー内に格納された幕を引っ張り出すタイプ。

 

 で実際使ってみると、使い勝手としてはそこまで良いとは感じませんでした…。

 使う際に、予めバックミラーの角度を少し変える必要があるのを忘れがちになったり、ドラレコとかサイドモニターが付いてる場合はそれらが絶妙に邪魔だったりしました。

 あと真ん中の設置が少しだけコツが入ります。慣れれば問題無いのでしょうが、一見の評価では、手間が劇的に改善!とまでは感じませんでした。

アイデアはサイコーで見た目もキレイ。

 

 両サイドウィンドウの目隠しは、OceanでもBeachと同じ磁石で留めるタイプです。

 これがBeachと同じのせいか、フロントウィンドウの引っ張り出しシェードの価値が半減しているような気がします。

 

 アドリアのキャンパーとかでは両方とも引っ張り出すようなタイプがあったと思います。Oceanもそうだと良いのですが、できない理由が何かあるんでしょう。

 

ビルトイン収納

 Beachに比べ各部にいっぱい収納があります。

 デザインや沿い、開閉時の節度感などがとても良く、ここはメーカー純正のメリットが出ている部分だと思います。

表面はウッド調。素材は硬く薄い樹脂みたいなヤツ。

素材薄い分、中の容量を最大限活かせています。

 

 クローゼット部分の前側の扉は、開けると自動的にライトが点き、扉側にはもあるのが良いです。

鏡は朝の準備に良いでしょうね。

 

 クローゼットて良いですね。自分のBeachには吸盤のハンガーかけ付けてますが、強度が貧弱なので、今度改善する気になりました。

<BeachのDIY収納とハンガースペース設置の記事 ↓>

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 言ってもOceanは車高2m以下のバンコンなので、収納力に関しては決して多くはないと思います。

 

ダイネットスペース

 シンクコンロ(2口)。やっぱ備え付けってのは良いです。特にシンクて便利ですね。

蓋が別々に開けられてナイス。

 

 水は左後部に給水口があって、そこから内臓タンクに繋がっています。

左が給水口。右は給電口(こっちはBeachにもあります)。

 

 清水タンク25L汚水タンク30Lで、タンク容量状態はセンター上部モニターで分かります。汚水の処理はレバー開閉で車両下部から排水する仕組みです。

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 テーブルは前にスライドさせてから引き起こすタイプで、素材は薄く頑丈な硬い素材です。

前にスライドさせて、脚を出す。

 

 テーブルは脚が真ん中の一本ってのが良いです。キャンパーとして普通なんでしょうが、Beachのテーブルは脚が2本張り出すため、これが邪魔になるシチュエーションが結構あるんです。

<ウチのBeachのテーブル ↓ >

キャビン側の2本の脚が邪魔になる事が多い。

 

 冷蔵庫は上蓋を開けるタイプですが、容量は42L。取り出しやすいカゴ部分もあって使い勝手良いです。

バンコンだとこのタイプがベストですかね。

 

荷室の収納力

 当然ですが、荷室部分の収納力がBeachより小さいです。

収納力はBeachより小さい。

 

 これは左側の収納に空間を使っているのでしょうがないですが、一つ残念だったのが、無印良品の頑丈収納ボックスが収まらなかったこと…。

絶妙に入らない…泣

 

 最近この手の収納ボックスはホムセンでもよく見かけますが、大体同じサイズ感だと思うので、多分それらは蓋付きのままでは入らないんじゃないでしょうか。

 2段目部分は上に立ちあげられますが、倒した状態ではこのボックスは入りません。

蓋外せば入るけどね…。

 

 バンコンはリアゲートからサーフボードのような長尺物を放り込めるのが良いのですが、Oceanは左側にビルトイン収納があるためある程度の制限があります。Beachは収納が無い分ボード類の積み方の自由度は高いです。

 ↓ は自分のBeachに3m級のSUPボードを載せた状態の写真ですが、ボードを車内積みしてその横で寝ることも可能です。Oceanではこれはムリです。

マグロ2匹状態。

 

 収納の自由度はBeachに分があります。

 

 あと1FのベッドはBeachは幅1.5m×長さ2.0mあるので3人は寝れますが、Oceanは幅が1.1mくらいなので2人ですね。

 ↓ Beachでの必殺スノーピークのオフトンワイド2枚繋ぎ。メチャ広く幸せに寝れます。

Beachは3人寝れます。

 

電動ポップアップルーフ

 これ、控えめに言って、最高!!

 Beachは手動で、あまり不便に感じてなかったはずですが、電動を経験するとやっぱりこっちが良いですわ...。

トランスフォーム!!

 

サイクルキャリア

 今回は番外編となりますが、お借りしたOceanには、サイクルキャリアが純正ではなくPaulchen(パウルヘン)というドイツメーカーの品が付いてたので、これも少し使ってみました。(ちなみにPaulchenはGAKUYAで買えます。)

タイヤもハメ易く、載せやすい。

 

 純正のより、高さが少し低いのでめちゃ載せやすい!

 自転車以外に収納ボックスを載せる場合などは、純正よりこっちの方が収まり良さそうです。

ベースにボックス類を固定しやすそう!

 

 Paulchenのサイクルキャリアは鉄パイプむき出し感が武骨でカッコ良いですが、T6やT6.1の雰囲気には少し武骨過ぎるかな?って感じ。

 鉄チン+樹脂バンパー仕様とかなら良いと思います。T3やT4だと間違いなく似合うでしょうね。

<純正のサイクルキャリアはこんなの。 ↓ 自分のBeach>

 

今回、お試しで車中泊させてもらいました!

 結局は車中泊しないと分からねぇだろって事で、汚さないようにしっかりカバーなどして、細心の注意を払って車中泊しました!

汚さないようペンドルトンで隙間なく覆いました。

次男You坊を生贄で連れてきたw

 

 実際、車中泊で使ってみると、やはり色々と快適でしたね。

 まず、ベット展開した時のベッド高さがBeachより低いので、ポップアップさせない場合の天井空間に余裕あります。あとベッド状態から色々な収納が使えるので、何かと便利です。

 Beachだとベッドは広くて良いのですが、高さが少し高いのと、壁面収納へのアクセスが遠いし、そもそも収納が少ないので荷物が各部に散らばりますからね。

 朝一にベッド展開したまま、最小限準備でコーヒー飲めるっての良いですね…。

 

まとめ

 今回、T6.1 Oceanというフルキャンパーを貸してもらい、色々と経験させてもらいましたが、各所にBeachに勝る快適さがありました。

 自分は、コンロ一つ取っても、ビルトインされてなくても「その都度、カセットコンロ出せば良いやん」くらいに思ってましたが、出し入れの手間がないってのはやっぱ快適です。同じ考え方で他にも、ビルトイン収納、テーブルの設置構造、シンク、冷蔵庫など、色んな物でちょっとづつ手間が省けると、チリツモで気持ちと時間にだいぶ余裕が出ますね。フルキャンパーの良さを改めて認識しました。

 またOceanは、メーカー純正のキャンパーという事で、装備一つ一つのデザインや各部の沿い、質感や節度感などのレベルが高く、素材一つとっても板厚が小さく剛性が高いものが選ばれており、収納力と耐久性の両立がよく考えられています。

 

 それと、キャンパーは走行面も大事だと思います。狭小路の取り回し、高速道路での横風、駐車場での幅、高架下の高さ制限など、旅先でも遭遇する事の多いそれらのシチュエーションに対して、大きい車体のキャンパーを運転する時は、走行中常に気を張っていなければならないと思います。Oceanは高さ2m以下のミニバンサイズなので(Beachもサイズは同じ)、その辺のストレスは少なく、これはアドバンテージの一つになると思います。

 その分、ハイルーフバンコンやキャブコンに比べるとキャビンは狭いです。車内で立てるかどうかってのはキャンパー選択時の大きな分かれ道の一つになりますが、この辺は走行面とキャビンの過ごしやすさを天秤にかけて、それぞれの求めるスタイルにあった選択となると思います。

 ポップアップルーフがあるとキャビンの狭さを少しだけ解決してくれますが、ポップアップルーフは雨や強風時は使用がためらわれるなど、全天候型ではない事も理解しておく必要があると思います。

 

 

 色々と主観で書きましたが、高さ2m以下のポップアップルーフ型フルキャンパーOceanは、”ミニバン”サイズのフルキャンパーを求める人の最適解 だと言えるのではと感じました。

(自分としては、ハイルーフバンコンやキャブコンで日本全国の旅に出る野望も決して忘れてませんが 笑)

”ミニバン”サイズのフルキャンパーの最適解はコレ! その①【VW T6.1 California Ocean】

 ワタクシは現在、2018年式フォルクスワーゲン  T6(トランスポーター第6世代)のメーカー純正キャンパーである California Beach(カリフォルニア ビーチ)という車に乗っています。

 

 この車はいわゆる簡易キャンパー仕様で、普段は7人乗りで使えて、ポップアップルーフにより最大5人が車中泊できるのが特徴となっています。

 

 サイズはアルファードを少し大きくした感じのいわゆるミニバンサイズで、このサイズ感で5人の就寝を可能とするメーカー純正車ってのは珍しいと思います。(純正となると、他ではVクラスのマルコポーロくらいですかね)

 

<VW T6 California Beachの詳細は↓>

www.tegoood-camping.com

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 California には、 Ocean(オーシャン)というフルキャンパー仕様もあるのですが、2018年当時のウチの生活スタイルから、フルキャンパーはウチにはまだ早いんじゃね?ってことで、キャビンの乗車定員などを優先し、簡易キャンパー仕様の方を選択しました。

 

 その後、子供も成長し(長男の出撃機会が減ってきた…泣)、普段使いできる車の増車などもあって、最近ではキャンパーの方はもっと装備に特化したフルキャンパー仕様が良いのでは? ...と触手が伸びてきました…。

 

 そんなこんなを車の購入元のショップ(GAKUYA)に相談したところ、フルキャンパーの使い勝手を体感するため、なんと最新のVW T6.1 California Ocean を数日間貸して頂けることとなりました!

 

ありがとうございます!!

 

 

 ってことで、早速東大阪へGO~

 

 待ってましたよ  VW T6.1 California Ocean!!

うーん、T3もステキ~!

 

 T6.1。やっぱ実物見るとカッチョ良きこと限りなし…。

あったぞ、俺のT6.1 …ってそうじゃない!!

 

 写真じゃ伝わり難いですが、このスクエア感はTシリーズならではの良さですね。

 パッと見でT6とはフロントフェイスが変わってますが、日本ではこのシリーズ自体がレアなので、T6とT6.1の違いに気付く人は少ないのではと思います。

 

 GAKUYAのテンチョと久々話せたのですが、最新の欧州キャンパー事情や、今後押し寄せてくる電動車事情など、色々と勉強になりました! 忙しいのにありがとうございました!!(クラフターのキャンパープロジェクト復活も期待しています!笑)

 

 さて、この後はVW T6.1 California Ocean数日間使わせて頂いたインプレなどを書いてみたいと思います。

 

T6⇒T6.1での進化について

 フルキャンパーとしてのインプレまで書くとかなり長くなるので、まず今回は、その① として、T6⇒T6.1の進化などについて書いてみたいと思います。

 

エンジン性能

 お借りしたT6.1はフルパワー仕様(204ps)で、自分のT6は150ps仕様なので、純粋な進化は語れないですが、 自分は前車T5でフルパワー仕様に乗っていて、T5⇒T6への乗り換え時にパワー差はそこまで感じていないのを経験しています。

 結果、今回のT6⇒T6.1でもほぼ同じ感じでした。高速道路も走りましたが、204psと150psのパワーの差はあまり大きくは感じませんでした。

 どっちも排気量は2Lディーゼルシングルターボツインターボの違いなので、エンジン高回転時の排圧が上がった時などに明確な差が出てくるものと思いますが、欧州のようにアウトバーンを200km/hでぶっ飛ばすようなシチュエーションは日本では無いため、このフルパワーの恩恵は日本ではそこまでないように思います。

 ただ、差を感じるシチュエーションは当然あって、信号待ちからのゼロ加速や、高速道路での追越し時など、スロットルペダルを深く踏み込んでエンジン回転を上げるような走り方をする時などでは違いを感じます。でもこれが出力の違いなのかT6⇒T6.1の違いなのかは正直分かりません。そんなレベルです。

 あと、スロットルペダルを少し踏んだ時のレスポンスが強くなっています。これは車体のギクシャクに繋がるので、個人的にはもう少し緩い方が好きです。そのうち慣れるとは思いますが、数日間の試乗では慣れませんでした。

 

車体性能

 元々、VW Tシリーズの車体性能はシロウト目でも分かるほどかなり高く、乗り心地全般、ギャップでのサス吸収性、直進安定性、コーナーでのロール感など、T6でも全く不満はないのですが、T6.1もほぼ同じ感じでした。

 その中で進化を感じたのがハンドル操作感です。コーナーでの安心感(絶妙な荷重の心地良さたるや感動レベル…)やコーナー復帰時のハンドルの復元力など、「ガチッ!」っとした感じが究極に気持ち良く、T6でもレベル高いですが、T6.1で更に良くなっていると感じました。

 あと、キャビン内のノイズも良くなっている気がします。自分のT6で聞こえるようなノイズのレベルが下がっていました。特に今回のT6.1はフルキャンパーなので、ビルトイン収納やギャレー類が付いていますが、各部からのキシミ音などはほぼ皆無。

 この辺の作り込みの高さは、メーカー純正のキャンパーというCaliforniaシリーズの大きな売りの一つだと思います。

 

Sギヤがなくなっている!

 T6では走行モードとして「D」「S」があります。

 SってショートのS?スポーツのS?か分かりませんが、ギヤ比がショートになり加減速が強くなるアレです。1とか2とかになってる車もありますね。

 T6.1では、Sが無くなっててDのみではないかっ!

T6ではDの下にSがあるのに!

 

 自分はSギヤをよく使います。別にスポーツ走行したいとかではなく、下りとかの減速時にエンジンブレーキを使うためです。下りでブレーキランプを光らせまくる運転はしたくないので、そのシチュエーションになると、クセのようにSギヤに入れてしまうのですが、なんとT6.1ではSギヤが無くなってる!

 これには結構驚きましたが、その分エンブレのフィーリングが良くなっています。強すぎず弱すぎず、絶妙なエンブレ効力で、無駄にブレーキ操作せずに下れます。T6は効力少し弱いと感じているので、ここは改善していると思います。

 シフトを右に倒すとマニュアルモードになるのはT6と同じなので、意図してギヤ落としたい時はマニュアルモード使えば良いと思います。

  VW TシリーズのトランスミッションはDSG(ギヤ駆動)なので、CVT(ベルト駆動)で感じるような滑り感や、回転と車速のアンマッチ感がないので、そもそもフィーリングはめちゃくちゃ良く、走ってて何の不満もありません。

 国産のミニバンは全てCVTだと思いますが、たまに仕事でレンタカーとして運転しますが、あの回転が先行する感じは個人的に苦手です。燃費的にもCVTは不利ですよね。

 

運転席周り

 インパネ周りが進化しています。特別高級って訳ではないですが今のVW乗用モデルと遜色ないレベルです。

 ハンドルがD型になってて、ヒザ回りのスペースが広くなってて良いです。

D型ハンドル、回す時にきっかけにもなって良きです。

 

 メーター内モニターは進化してますがギミックは少なめです。ハンドルのスイッチ類はデザイン変わってますが使い勝手はT6とほとんど同じです。

この辺は最新の乗用車よりやや劣るレベルか。

 

 センターモニターの角度が運転席側を向いてて見易くなってます。T6では運転席側への角度が小さく、上下角度も絶妙に太陽光の反射がドライバーの目に向く感じなのですが、T6.1では改善されています。(逆に助手席からは見難いかも??)

もはや、CarPlay は普通に使えるんですね。

 

 センター上部のモニターが液晶でタッチパネルになってます。自分のT6 BeachはここはFFヒーターのスイッチですが、T6.1 Oceanだとキャンパー装備類のスイッチ類が集約されています。

バッテリー充電状況や清水/汚水の量が表示されています。

冷蔵庫、FFヒーター、電動ポップアップなどの操作もできます。

 

ACC性能

 ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の性能が進化しています。

 T6でもさほど不満はないのですが、下り路で速度をキープする際や、前車接近で減速する際など、T6では「エンブレ操作:ブレーキ操作」が「3:7」くらいに対し、T6.1では「5:5」くらいのイメージになっています(あくまでイメージ)。

 これは、ACC走行でのブレーキランプ点灯頻度に関わってきます。

 たまにACC巡行していそうな車で、「え?」っていうタイミングでブレーキランプが点灯している車を見かけることがあるアレです。そういう車の後ろについた場合などに、若干うっとおしい思いをする事ってありませんか??

 T6.1ではエンブレのフィーリングが良くなっているせいか、そこが改良されている感じで、自分の後車にあの思いをさせないで済むって事です。

 

アイドリングストップ

 アイドリングストップになる時とエンジン復帰する時の音や振動が下がっています。T6では普通だと思っていた音や振動がT6.1ではあまり感じなくなっています。車内の音楽とかが大きめだと、知らないうちにアイドリングストップして、知らないうちに復帰している感じです。

 あと、前車がいる状態でアイドリングストップしている時、前車が発進するとブレーキペダル踏力を緩めなくてもエンジンが復帰します。T6ではペダル踏力を緩めた場合にのみエンジン復帰するのですが、T6.1ではそれに加え、前車の動きもセンサーで感知してエンジン復帰する仕組みのようです。

 

電動スライドドア

 めちゃ静かで滑らかに開閉するようになってます。

 欧州車は、国産車より電動スライドドア仕様が相対的に少ないせいか?? T5、T6とも電動の開閉フィーリングは国産車に対し完全に劣っていますが、T6.1でかなり改善しています。国産車とほぼ同じレベルの静かさになりました。

 

アドブルーレンジ

 最近のディーゼルエンジンなので、T6は一定距離ごとにアドブルー(尿素水)を補充する必要があるのですが(ちなみに同じディーゼルでもT5の時は必要なかったです)、自分のT6では10000km毎くらいでアドブルーを入れる必要ありますが、T6.1ではそのレンジが大幅に伸びているようです。

 ここまで来ると補充も手間とは感じないでしょうね。

 

 メーターに、アドブルーレンジとして次に入れる時までの距離を表示させられますが、T6.1で見てみたら、なんと32000kmの表示。今回お借りしたT6.1の走行距離は3000kmくらいだったので、新車状態から一度もアドブルーを補充していなければ、満タンで35000kmくらいイケるって事です。精度は分かりませんが、もはやこの頻度での補充だったら、全く手間にはならないでしょうね。

 

<アドブルーについては↓>

www.tegoood-camping.com

 

 

まとめ

 数日間の試乗では気付いた点はこのくらいですが、思ってた以上に進化を感じることができました。Tシリーズの過去の13年周期のモデルチェンジの実績でいうと、T6.1はT6が出たあと6年くらいで出たので、ある意味 T6後期(フェイスリフト)的な外観のブラッシュアップがメインだと思っていましたが、中身も確実に進化していました。

 T6.1という名前については、はじめは「ん?」と思っていましたが、既に出ているT7がプラットフォーム(⇒MQB)ごと変わって、より乗用車然とした感じなので、T6.1は、トランスポーターとしてのスクエア感のあるデザインのある意味最終モデルとして、T6とは別の位置付けとするためのネーミングなような気がします。

 てことは、T6.1はメーカー肝入りの気合いの入ったTシリーズの集大成と言えるモデルってことかもしれません。

 

 <ちなみにT7はこちら ↓ >

かなり乗用車然としたスタイルになりました。 ※写真出典元:GAKUYA

<23年2月現在、GAKUYAで販売されています ↓ >

www.e-gakuya.com

 

車のホイールを変えて気軽にイメチェンしよう!【VW T6 California Beach】

 我が主力機の VW T6ですが、気分転換としてホイール交換してみようと思います。

 現在、夏タイヤの時に履いているのは18インチの純正アルミホイール( ↓ 写真)ですが、これは車購入時にわざわざ追加オプションで選んだもので、エッジの効いた削り出し部分が複雑なデザインで、満足度は高いです。

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 掃除はめちゃめちゃ大変ですがね…。

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 このホイールも十分に気に入っているのですが、なんとなく今回は黒いホイールにイメチェンしてみようと思いました。

 VW T6 はトランスポーター出身って事で、その武骨な四角いフォルムが購入理由の一つにもなっているのですが、足元を黒にするとより武骨さが出るんじゃね?って感じ。

 

 そんな時、車の輸入元のGAKUYAに18インチの黒ホイールが入荷したとの情報が!!

写真出典元:GAKUYA

 17インチの黒の鉄チンホイールは既にスタッドレス用に持ってますが、18インチの黒のアルミホイールってのはレアなので、迷わずゲットです!

 夏用タイヤではカチっとした乗り心地を求めたいので、扁平率が小さい18インチにしときたいと個人的には思っています。

 

 

 購入後ソッコーで送ってもらったので、即時交換!

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 タイヤ交換でマキタ TW300DZ(最大トルク300Nm)を使っていますが、これ作業がめちゃ楽になるのでオススメです。

 特に欧州車ではホイールボルトの締付は200Nm近くになるので、特に固着したりした場合に緩める時などは300Nmのキャパは必要だと思います。

 自分は実際に250Nmのキャパのインパクトレンチで緩まなかった事があって、このTW300DZを導入しましたが、これだと今のところ問題になる気配はないです。

 とりあえずなんせ作業が楽になります。

 

 

 

 ちなみにVW T6の18インチだと、リアに25mmワイドトレッドスペーサーがベストマッチです。フロントはなしでOK。

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 (参考:VW T6のワイトレボルト⇒160Nm、ホイールボルト⇒180Nm )

 

www.tegoood-camping.com

 

www.tegoood-camping.com

 

 交換完了!

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 ええ感じで迫力出たので満足度高し!

 

 足元が黒くなるとやっぱ外遊び感が増します。夏タイヤは当分はこれで行こうと思います。ついでにホイールアーチのところを黒の樹脂モールも付けたくなりました。

【タイヤ交換】純正のアジアンタイヤの性能はどうだった!?【VW T6 California Beach】

 

 ウチの車 VW T6 California Beach ですが、納車から4年 約40,000kmを走り、タイヤにスリップサインが見えてきたので、新品タイヤに交換したいと思います。

 

 

……

 ちなみにVW T6はハンコックというメーカーのタイヤが純正採用されています。

 

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 なに、ハンコック!?

 

 初めこれにはおどろきました。

 

 とうとう欧州車がアジアンタイヤを純正採用する時代となったのか……と。

 

 そして不安な気持ちになりました。大丈夫かいな……。

 

 

 改めてハンコックについてWikiで調べると…

 1941年創業の韓国のメーカーで、横浜ゴムと技術提携していた時代もあったようで国産との結びつきもそれなりにあるようです。

 近年で純正採用されているメーカーとして、国産ではトヨタ、日産、三菱、ダイハツ……など、外車ではメルセデス、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、フォード、GM……など との事。

 

 ちょっと安心しました。

 

 

 実際、VW T6で新車状態から約40,000km走った結果、乗り心地などの性能面で不満を感じた事はありません。

 他の銘柄を同時比較できていませんが、自分の前車はVW T5で、そのT5がダンロップ製が純正だったため、同じような車格の車同士で、ハンコック製とダンロップ製を比較できていると推測すると、少なくとも乗り心地では全く差を感じていないのは事実です。

 

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VW T5 の思い出。茶色のT5に乗ってました。

 

 それどころか耐久性に関しては、T5のダンロップ製20,000kmでスリップサインが出たのに対し、今回、T6のハンコック製40,000kmだった事を考えると、実に2倍の耐久性がある事を実感できたことになります。

 人から得た情報ではなく自分で体感したことなので、これには説得力があります。

 

 感じた性能がほぼ同じで耐久性が2倍。

 

 もはやアジアンタイヤの勝利です。

 

 て事で、迷いなく交換するのもハンコック製にします。

 

 VW T6のタイヤは255/45R18とバカデカく、ロードインデックスも103XL規格となっており、有名タイヤメーカーを選ぶと、4本で軽く13万超え…… ハンコック製だと5万くらいで済むので、この差はデカいです。

 

 タイヤはネットで最安値で購入。

 

 で持ち込みでタイヤ交換してくれる店を検索。

tire-change.net

 

 この時点でT6には鉄チン+スタッドレス入れてて、夏タイヤはホイールごと外した状態だったため、新品タイヤのみ4本と合計8本をエブリィに積んでタイヤ屋さんへGO!

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今回は「ミスタータイヤマン藤原」さんへ持ち込みました。

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 地域最安値の値段設定でしたが、作業風景見ましたが完璧な仕事ぶりでした。クレジット決済もできて信頼感ありました。

 

 

 さあ持ち帰ってタイヤ交換開始です。

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 今回から秘密兵器マキタのインパクトレンチTW300DZの投入です。

 

 T6のホイールボルトの締付は180Nmなので、余裕見てインパクトレンチは300Nmのにしました。

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 当たり前ですがインパクトレンチがあると作業性がめちゃ楽。今まで200Nm級のボルト緩め締めでオヤジは筋肉痛になってましたからね…。

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 そして今回マキタの空気入れMP180DZも導入しました。

 

 今までは車載のパンク修理キットについている空気入れ使ってましたが使い勝手悪かったので、今回からマキタ投入。

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 こやつも使い勝手良し。自転車にも使えるので調子良いです。

 

 マキタ最高!

 

 

タイヤ交換完了しました。

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 タイヤが新品だとパリっとして気持ち良いです。

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極寒の2月、エアコン故障で運転席だけ凍える寒さにっ!!【VW T6 California Beach】

 2月某日の朝一、凍えるような極寒の中、外出するため家族全員で車に乗り込みました。

 

 基本、週末にしか車に乗らない我が家。この時はたまたま2~3週間ほど期間空いていて、寒いけどバッテリー大丈夫かな〜? みたいな感じでイグニションON…。

 「キュル、ブオン!」と食い気味にエンジン一発始動!!すこぶる順調なスタートでした。

 

 出発してすぐはとにかく寒いので、エアコンを上限26℃の一個上のHI」に設定。
 吹き出し口からはイキオイ良く「ゴーー!」とMAXで風は出るけど、当然エンジン温まるまでは冷たい風

 同乗の家族には、「エンジン温まるまで寒いけどちょっとだけ待ってねー」っつって運転開始です。

 

 ところが、10分乗っても20分乗っても一向に温まらない…。
 エアコンは「HI」に設定したままで、風は相変わらず「ゴーー!」って出まくってるんですが、のような冷たい風のままなんです…。

 

 助手席と後ろの家族に、「なんかエアコン温まるの遅くね??」て話しかけたところ、

 

 「え? めちゃ暖かい風出てるで。むしろ暑いし設定少し下げてよ。」みたいな返事が…。

 

???

 

 え?って感じで、助手席側にあるエアコン吹き出し口に手を当ててみると………

 

 めちゃ暖かい風が出ているではないか!

 

 後ろも熱々らしくて、どうやら運転席側のみが極寒のようです…。(ヨメ、何か仕組んだか?)

 

 その後、エアコンのスイッチ入れ直したり、自動じゃなくてマニュアルにしてみたり、色々したけど、何やっても運転席側のみ  冷風!!

 

 ウチの車は、運転席、助手席、後ろの客室の3つの空間に分けて温度調節できるようになってるんですが、見事なまでに運転席の空間のみエアコンが全く効かず、マジで外と同じ気温でとにかく寒い!

 

 車のゾーンエアコンてめちゃよくできてるんだなとある意味感心 ……て感心してる場合じゃなく、こりゃ罰ゲーム状態なので速攻で修理が必要です。

 

 

ってことでGAKUYA入庫!

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 ひとまず、最初にコンピューター診断やってもらってエラーは出ていないとの事でしたが、GAKUYA情報ではT5/T6でエアコン故障の実例が何件か出ているとの事で、故障箇所特定するにも、とりあえずダッシュボードを引っ剥がす必要あるとの事で、入院確定。

 

 

 分解して調べてもらった結果、↓の絵の#38エアコンハウジング内のロッドが破損との事でした。

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 ロッドだけ交換できないとのことで#38エアコンハウジング自体の交換が必要。

 また#39アジャスターユニットも同時交換が必要との事と、更に過去事例で#41サーボモータの破損があったらしいとの事で、せっかくダッシュボード外す大手術なのでサーボモータも交換しておく事としました。

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 部品単価は下記。

 #38 エアコンハウジング ・・・36,000円

 #39 アジャスターユニット ・・・13,800円

 #41 サーボモーター ・・・18,400円

 これに下記工賃

 ダッシュボード脱着 ・・・57,000円

 上記部品脱着+調整 ・・・27,550円

全合計で税込み 168,025円 なり…。痛すぎる出費…。

 

 ダッシュボード脱着って超めんどくさそうですが、やっぱこれだけの工賃かかるって事は工数もノウハウも必要なんですね。

 

 しかしさすがGAKUYA。これらの部品が全てストックしてあって、実働3日間くらいで修理完了!

 自分の都合で週末引き取りにしたため一週間の入院となりましたが、並行車のエアコン部品交換が一週間以内で完了とは、これは感動ですぜ!!

 いくらプロショップでも、並行車の部品を数多くストックしておくってのは保管費も管理費もバカにならないと思います。どこが壊れるかなんて分からないですからね。

 壊れやすい箇所などの情報収集力、それに経験と実績もプラスして部品をストックしているんだと思います。

 プロの仕事に感服します。

 

 

ちなみに今回修理中に出してもらった代車がこれ↓

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 VWのUP!。

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 そしてルーフにはサイクルキャリア付き!

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 サイクルキャリア付きの代車出してくれる店って他にあります?笑

 

 せっかくなのでMTBでも積んで遊びに使わせてもらおうと思ってましたが、予想より早く修理完了したので遊び行けませんでした…。

 

 

 T5/T6乗りの皆さん、エアコン故障に注意して下さい。…て注意しようがないですね 。壊れるって大体突然ですもんね。

 

 今回のが大体の修理額の目安となれば幸いです…。

 

スタッドレスタイヤ時のスペーサー最適解はこれ!【VW T6 California Beach】

 寒い冬がやってきました…。

 

 ここ毎年、大寒波みたいなんが年に数回来ているので、雪の比較的少ない地方でもスタッドレスタイヤは準備しておいた方が良いですね。

 

 ウチのVW T6 California Beachは夏タイヤは18インチのアルミホイールですが、スタッドレスタイヤは17インチ鉄チンホイールで用意しています

 

 普段の18インチの時は、以前、リアに25mmワイドトレッドスペーサーを組んで見た目の雰囲気を整えましたが、今回17インチの場合もスペーサーの設定をやってみようと思います。

 

<スタッドレスの記事はこちら ↓ (ついでのホイール塗装も)>

www.tegoood-camping.com

 

<18インチにスペーサー入れた時の記事はこちら ↓ >

www.tegoood-camping.com

 

 ↑ の記事にも書いていますが、スペーサー設定はなかなか奥が深く、実際にやってみないと分からない部分もあって結構大変でした。

 

 なので今回の17インチ鉄チンホイールの場合も慎重に進める必要があります。

 

 まず車の購入元のショップ(GAKUYA)に相談してみたところ、17インチ鉄チンホイールにグッドリッジのオールテレインタイヤを入れた時のデータがあるとの事!

 

 グッドリッジのタイヤサイズは225/65 R17で、その時のスペーサー厚はフロント35mmリア45mm が調子良いとの事でした ↓。

 

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 見た目はこんな感じ。(出展元:GAKUYA

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 タイヤが外側に出てきて、見た目の迫力が出てええ感じにオトコ前感になってます。

 

 とりあえずこんな感じを狙います。

 

自分のスタッドレスタイヤは、ヨコハマアイスガードでサイズは235/55 R17

 

 

 ヨコハマのタイヤ幅が235mmで、グッドリッジのタイヤ幅が225mm

 

 ヨコハマはグッドリッジよりタイヤ幅が10mm太いって事なので、タイヤ中心面で見ると外側に5mm出る事になります。なのでスペーサーは単純計算で5mm薄くしないといけません。

 でも以前18インチの時に、ギリギリに設定してスライドドア開けた時に内張りとタイヤ面が少し接触した事があったので、今回は安全見る意味で、もう5mm余裕見て10mm薄く設定することにします。

 

 まとめると下表 ↓。

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 これで行きます!

 

 

H&Rワイドトレッドスペーサーをゲット!

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 左が35mmスペーサー、右が25mmスペーサーです。

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 組付け。締め付けトルクは160Nmです。

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組付け完了!

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 ええ感じになりました!

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 T6で17インチ鉄チンにスタッドレスタイヤ入れている人は割と多い気がしますが、タイヤ幅235mmであれば、ワイドトレッドスペーサーは、フロント25mmリア35mmが最適解だと思います。

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 最近、鉄チンホイールにホワイトレターのゴツタイヤ履くスタイルが流行っていますが、こうやって見るとT6でもそれもありだと思えてきました。

 フェンダーのホイールアーチのところに黒い樹脂カバーでも付けたくなってきます。

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車にキャリアを装備して荷物と一緒に遊び心も運ぼう!【VW T6 California Beach】

 最近ずっと続くアウトドアブームでクロカン車やSUV車の人気は衰えることなくどんどん増大していて、ルーフにカーゴキャリアを装着している車を最近多く見かけるようになってきました。

 

 カーゴキャリアを付ける事で実用性が上がるのはもちろん、見た目的にもアクセントになるので、カスタムの一環としても一役買ってくれて良いんですよね。

 

 しかしミニバンなどの車高が高い車にカーゴキャリアを付けると、使い勝手の問題に加え、ショッピングセンターなどの立体駐車場に気付かずに入ってしまって、天井とかに接触して大惨事……なんてことも起きかねないので注意が必要です。

 

 ウチの車(VW T6 California Beach)もルーフにキャリアベースは付けているのですが、何も付けないで全高が2mあるので、キャリアベース付けて2.1m。そこにカーゴキャリアも付けると2.3mくらいの高さになります。なのでカーゴキャリアは付けずに、ルーフキャリアはSUPボードやスノーボードなどの長尺物の運搬用と徹しています。

 

 その代わり、車の背面にサイクルキャリアトゥバーキャリアを付けています。背面キャリアはルーフキャリアとは違い、単純に低い位置への荷物の載せ下ろしになるので、使い勝手はとても良いです。

 

 ウチのサイクルキャリアは自転車を4台まで積むことができるので、ファミリーキャンプなどに行った際は、現地での遊びや行動の自由度がかなり上がって調子良いです。

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 その下のトゥバーを使う時はTHULEのキャリアベースを使っています。ここにはキャンプの時、薪とか外遊び道具とか、車内に積みたくないものを乱雑に放り込んで使っています。またキャンプで出たゴミなんかもゴミ袋ごと放り込んで帰れるのも良いです。

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 THULEからはトゥバーマウント用のサイクルキャリアも数多く出ているので、トゥバーキャリアシステムは普通に良いと思います。

 

 

 また自分の使い方の場合、サイクルキャリアとルーフキャリアと併用すると遊びのスタイルが広がってかなり活躍してくれます。

 長尺物のSUPボードと自転車を同時に積んで行けるってのがサイコーなんです。

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 SUPツーリングする場合、自転車があると、ゴール地点に自転車だけ置いて、人間と車はスタート地点まで行ってそこからSUPで出艇してゴールまで漕いで、帰りは自転車でスタート地点に戻れます。

 

 ワンウェイのツーリングができるってのは、リバーSUPなどで上流に戻れない時なんかでとても調子が良いのです。

 

 

 サイクルキャリアとトウバーキャリアの併用もサイコー。自転車積みながらその下に大量の荷物を収納できる!

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 ちなみにワタクシは、前車も今の車の一世代前のVW T5 Caravelleっていうのに乗ってましたが、約10年前からこのスタイルで遊んでます。

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 このバックショットてオトコ心をくすぐりませんか?? 笑

 

 

 こんなキャリアマニア(変態)なワタクシは、自転車にもボードキャリアを付けています。

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 海でのSUPサーフィンの時は波乗りポイントから駐車場が離れている場合などあるので、その時は自転車でSUPボードを運べて結構便利です。

 

 

あとこの自転車キャリアは、ハムボードの運搬にも使えます 笑。

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 自分のハムボード "FISH"は135cmあるので持ち運びが結構大変なのですが、これがあると気軽に運べます。

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www.tegoood-camping.com

 

 

 自転車キャリアは、ベース部分をフレームに取り付けた後にキャリア本体を差し込んで使うのですが、キャリア本体は簡単に外すことができます。

 本体はベースに差し込んでるだけなので↓

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 スポっと外せます。

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 ベース部分付いたままで普段使いできるので、自転車としての使い勝手は問題ないです。

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 ちなみにキャリアはベース部分は最初はシルバー色だったのですが、自分は色味が目立つのでマットブラック塗装しています。

 

 

 最後は自転車キャリアに話がそれましたが…

 

 車に話を戻すと、日本では道交法上、背面は車全長の1/10までに抑える必要があるので(全長5mの車では5.5m以内に抑える必要あり)、そこは気をつける必要ありますが、使い勝手とちょっと変わったスタイルが好きな人には車の背面キャリアスタイルをオススメします。

 

並行輸入車の車検費用ってどのくらい?【VW T6 California Beach】

 ウチの主力機のVW T6 California Beach(カリフォルニア・ビーチ)ですが、購入から3年経ったので車検となりやした。

 

 この車は日本では知名度は低いので知らない人多いと思いますが、フォルクスワーゲン純正キャンピングカーです。

 

 日本には正規導入されていないため、購入するためには並行輸入しかありません。

  

www.tegoood-camping.com

 

 

 並行輸入車なので、近所の修理工場で車検を……って感じにはいかないため、輸入してもらったショップ(GAKUYA)にお願いしました。

www.e-gakuya.com

 

 

 並行輸入車の場合は、部品調達難易度専用テスターを持っているかなど、ショップ選びは慎重にやった方が良いと思います。

 業者間の繋がりで整備不可能とかは流石にないと思いますが、業者間の外注とかになると余分な中間マージン必要だったりしそうですからね。この手の車は購入店が自社ファクトリー持ってるかどうかはでかいです。

 GAKUYAはTシリーズのT3以降を専門にしているプロショップですから安心感は高いと思います。自分は前車T5の時からこのショップにお世話になっていますが不安や不満を感じたことは一度もありません。

 

 

 

さて、いきなりですが今回のT6ビーチ車検費用はこちら。

 整備費用 214,302円(税込)

 法定費用 64,350円

 合計   278.652円(税込)

 

整備費用の内訳としては以下。部品代と工賃の合計。

・基本整備代 60,500円(税込)

 (法廷点検、テスター診断、検査機器測定、代行費用など)

・エンジンオイル交換(エレメント含) 19,250円(税込)

・ギヤオイル交換(エレメント含) 67,562円(税込)

・クーラント交換 6,930円(税込)

・バッテリー交換 41,250円(税込)

・ワイパー前後交換 10,450円(税込)

・エアコンフィルター交換 8,360円(税込) 

 

 もちろん何も考えずにやってもらったメクラ車検ではなく、相談に対して丁寧な回答やチェックしてもらった上での整備内容です。

 

 エンジンオイルは一年目の6000km時に一回交換しただけだったのと、ギヤオイルは無交換だったので今回はマストで交換。

 クーラントは成分チェックしてもらった上で交換。

 バッテリーは電圧測ってもらって9.3Vまで低下していたため交換。

 ワイパーは水の切れが悪くなっていたため希望して交換。

 エアコンフィルターは一回も交換していなかったので交換。

  

 この他にも部品取付や無料サービスして頂いた内容もありますが、車検整備内容としては上記です。

 

 こうやって見てみるとギヤオイル交換とバッテリー交換が高い! この2つがほぼ半分を占めています。次回省けたとしたら費用半分になると嬉しい。

 

 

 ショップによって基本整備代金は様々でしょうし、整備内容がブラックボックス的になっていて分かり難かったりする場合もあると思います。

 特に並行輸入車はその特性上、相場が分かり難いところありますので、同じような境遇の人は参考になれば幸いです。

 

 

… 

GAKUYAファクトリー前でパシャリ。

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 ピッカピカに磨いてくれてました!